義歯の印象 筋圧形成 水冷トレー 個人トレー
こちらのブログのアクセス解析を頻繁に見て分出来するのですが、根強く出てくる検索ワードが
筋圧形成、水冷トレー、個人トレーです。
何か教科書のようなものを参照して頂ければ理解が深まると思うのですが、そうは言ってもせっかく検索してくださっているのですから、何か書いておこうと思います。
入れ歯を作るときに、口の中、歯や歯肉の状態を記録するために型を取ります。
現在は、海藻のから抽出した成分のアルギン酸と石膏を混ぜた印象材(いんしょうざい)を水で練って、粘土みたいにして口の中に入れて型を取ります。
最初は粘土のようですが、時間が数分経つとゴムのようになります。
この時に、枠に盛り付けて圧接(押し当てる)するのですが、この枠のことをトレーと言います。
トレーにはいくるか種類があるのですが、通常使うものは既製トレーと言って、いくつかの大きさがあって、患者さんに合ったサイズのものを選択して使用します。
製品としては、金属製、樹脂製、網のようなもの、などがあり、大きさも、SS、S、M、L、上下の別、あるいは奥歯用、前歯用、一歯用、数歯用などがあります。
歯がある人用、歯がない人用などもあります。
特殊なトレーがあります。その一つが水冷トレーです。
これは金属製で、内部に管があります。寒天印象材を使って、口の中の型を採るときに使います。
しかし、実際には私は使ったことがありません。見たこと、手にとったことは30年近く前に学生時代にありました。
圧力をかけない無圧印象に適していると聞いたことがあります。
使い方は、温めて柔らかくした寒天をトレーに盛って、口腔内へ入れます。
圧接したところで、水をトレーの中を循環する管にに流し込みます。
これでトレーを冷やすことによって、寒天を早くに固めようという仕組みです。
個人トレーは、既製トレーに対比して、各人に対して、専用のトレーを作るというものです。
通常はプラスチックでつくります。
まず、既製のトレーとアルギン酸で、石膏模型をつくります。
模型上で、設計をして、必要な大きさを決めます。
スペーサーでパラフィンワックスシートを一枚貼り付けておいて、トレー用のプラスチック(レジン)を圧接して、さらに柄をつけて、硬化したら外します。
周囲を研磨して、印象材の保持孔を開けておきます。
義歯用の精密な印象を採るときに、粘膜や筋肉の動きの記録を取ることを筋圧形成と呼びます。
主に、コンパウンドという熱で柔らかくなる樹脂を使います。
個人トレーの周囲の一部にコンパウンドをつけて、これを熱で柔らかくして唇や舌、頬の動かすことで動いた状態の型を取ります。
順々に型取りをして、周囲全体の筋圧形成を完了します。
その後に、流動性のある印象材で精密な印象を取ります。
ザッと書いてみました。
ただし、私は、精密印象は、個人トレーとアルギン酸印象材の二回法で行っていて、水冷トレーは使いません。
筋圧形成はしますが、これはコンパウンドを使わずに、アルギン酸印象材で行います。
ご参考まで。
平成26年1月に、患者さんが痛くない義歯のつくり方 のセミナーを行います。
ご興味がありましたら、ご参加ください。
歯科医師の副業の考え方
こんにちは
医療コンサルタントの小出一久です。
歯科医師の副業について、情報をお伝えします。
まず、副業の目的ですがどのようなことを期待して副業をしたいのかと言うことです。
理由はいろいろあると思います。
例えば、現在の歯科の診療収入が少ないから、他のことから副収入を得ようと希望されているかもしれません。
あるいは、将来を見据えて今のうちに何か別のビジネスを起こすために考えられているかもしれません。
さらには、現在の歯科医院の売上にプラスするようなことをお考えになっているかもしれません。
それぞれ事情が違いますので、目指すべきこと、注意すべきことが違って来ます。
今回は、「現在の歯科の診療収入が少ないから、他のことから副収入を得ようと希望する」先生方へのアドバイスをさせていただきます。
まず、先生は時給1,000円で飲食店でウエイターや皿洗いができますか?
あるいは、休みの日に時給1,200円で街頭でチラシ配りなどができますか?
恐らくほとんどの先生はそれはできないと考えられると思います。
そのことは、私も同感ですし、賛同いたします。
一番、簡単な話・・・・開業しているのであれば、診療室の経営改善を頑張って、患者数、売り上げを増やすことを考えたほうが良いです。
諦める必要はありませんし、まだまだそれが可能性が大きいです。
もし、やり方が分からなければ私がアドバイスさせていただきます。
浮気心を出さないで、しっかり腰を据えて頑張った方が良いです。
それでも今の診療室の売上では足りないのであれば、歯科医師としてパートタイムで働きに出たほうが良いでしょう!
歯科医師の求人はたくさんありますし、時給も高い設定です。
それと、たくさん患者さんが来ている医院のやり方を中から見ることができます。
これは自分の医院にも参考になることがたくさん見つかるはずです。
あるいは、訪問診療の分野では、ドクター不足が甚だしいらしいです。
私がお手伝いさせていただいている訪問診療のグループも、常に歯科医師の求人があります。
そんな道もあります。
ぜひ、頑張ってください。
もし、必要ならばご相談ください。
メール koide19@mail.goo.ne.jp
小出まで
歯科医院の広告宣伝 ホームページを活用するには その2
こんにちは 医療コンサルタントの 小出一久です。
医療機関の広告宣伝に関しては、現在ルールがありますので、必ずこれに従わなければなりません。
もし、違反があれば行政指導が行われることが表明されていますので、十分に注意したいところです。
医療法第6条の5では、「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)」が定められています。
これは一度読んでおくと良いと思います。
インターネットのホームページは、医療機関の広告規制の範囲外にあるというような捉え方がされてきました。
自由な表現が許されるようにお考えの先生もおいでになると思います。
「医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)」が示されています。
医療機関のホームページにおいては、これに沿った範囲での情報発信であることが必要です。
インターネットの普及により、患者さんが医療機関からのインターネット上の情報発信、特にホームページを医院選びに活用すること判っています。
まだホームページを作っていない歯科医院は、一度検討されるのは良いと思います。
来年4月から始める『歯科成功塾』では、歯科医院のインターネット活用法などについてもご案内する予定にしています。
ぜひ、ご参加ください。
現在、ご案内はこちらでしています。
歯科医院の広告宣伝、ホームページを活用するには その1
こんにちは 医療コンサルタントの小出一久です。
医療機関の広告宣伝の方法として、今ではホームページの活用は必須となっています。
ところがまだホームページを持っていいない歯科医院もあります。
インターネットに関しては、いろいろな考えをお持ちの先生がおいででしょうが、もし、広告宣伝をすることを考えているのであれば、ホームページを作ることはお勧めです。
なぜ、ホームページがお勧めかとお伝えしますと、もっとも注目すべきは広告宣伝の費用対効果が高いからです。
まず、私は広告宣伝費は、かけた広告費の10倍くらいの売上が確保できれば価値が高いと判断します。
一般的に飲食店などでは広告宣伝費は売上の20%位になりますので、かけた広告費の5倍くらいの売上が確保されれば価値があると思われます。
これを基準に、現在先生のクリニックで行っている広告を見直されてはいかがでしょうか?
ホームページが広告宣伝の費用対効果が高い理由は、制作費が安いからです。
もし、自分で作れば費用はかかりません。
パソコンやホームページ制作ソフトなどは必要ですが、ホームページとしてブログを利用することもできます。
そうすれば費用は全くかからないことになります。
維持費はどうかというと、レンタルサーバーを自分で借りることができれば、月額1,000円程度で可能です。
もっと安いところや無料で利用できるところもあります。
そんなところを利用すれば、費用はごく僅かで済むはずです。
広告の費用対効果を検証するためには、来院した患者さんがどうして先生のクリニックを知ったか、来院する動機はどんなことだったのかということを聞き取りをしなければなりません。
これは、問診票や診療申込書などでアンケート方式で書き込んでもらえればOKです。
もともとホームページには少ない費用しか使っていないので、当然費用対効果が高くなります。
ここで注意していただきたいのが、ホームページ制作会社の存在です。
以前は、月額3万円×5年リース=180万円でホームページのセールスをしていた業社さんがいました。
今はそこまで高額ではないとしても、中には高額な制作費や管理費を設定している業社さんもいて、私のところにもトラブルの相談があります。
来年4月から始める『歯科成功塾』では、歯科医院のインターネット活用法などについてもご案内する予定にしています。
ぜひ、ご参加ください。
現在、ご案内はこちらでしています。
『歯科成塾塾長ブログ』
http://ameblo.jp/shikaseikoujyuku
どうぞよろしくお願いいたします。
歯科医院の売上と院長先生の収入は比例するのか?その1
こんにちは
医療コンサルタント 歯科医師 小出一久です。
歯科医院をコンサルタントのお仕事でサポートさせていただいております。
今、歯科医院は都市部を中心に過密・過剰状態にあり、経営的に苦戦している歯科医院も、事実として存在しているわけです。
一方で、これまでにない位に売上を伸ばしている歯科医院があります。
しかし、売上が順調に伸びている歯科医院と苦戦している歯科医院との、その収入の格差ほどの違いがあるかと考えると、実際は先生の力量には大きな差はないと思うことが多いです。
どんなことが大きな格差を生んでいるのかということを考えます。
診療室の立地や規模、ここには特徴的な違いがあります。
例えば立地条件。開業してしまうと簡単には変更することはできません。
住宅街の目立たないところよりも、幹線道路沿い、駅前などに診療室があったほうが有利に感じます。
これは、患者さんの利便性が良いことになります。
さらに集客施設、スーパーやショッピングセンターなどの中や隣接したところに診療室があったほうが有利にも感じます。
規模は、開業は小さく始めて患者さんが増えるに従って、規模を次第に大きくするということはできるのですが、費用を使わなければならないことは覚悟する必要があります。
場合によっては、何軒ものクリニックをオープンするような費用がかかることもあります。
歯科医院の売上は、簡単に言えば患者さんの治療をどれだけできるかということに因ります。
つまりたくさん患者さんを診療することができれば、売上は増えるわけです。
ですからたくさんの患者さんが来院しってくださるような条件があれば有利です。
患者さんをたくさん診るということならば、能力が同様と仮定すればドクターやスタッフの人数が多いほど有利になります。
診療台が多いほど有利になります。
しかし、立地条件が良くて、規模が大きくて、スタッフがたくさん働いていれば、当然、経費も多額になるわけです。
ここでは、経営的なバランスを考えなければなりません。
歯科医師の多くは、経営分析に疎いところがあります。
試算表や損益計算書、貸借対照表を渡されても、それで医院の財政状態がどうであるか、今年度の状況はどうか、前月、前年と比べてどうかということを、数字で判断できることは少ないです。
院長先生の収入を考えると、患者さんの診療単価ということも考えに入れなければなりません。
自費率が上がれば、診療単価が当然上がってくるわけです。
では、院長先生の収入が多くなるのは、どんな条件でしょうか?
売上に比例するものでしょうか?
ここのところを検証して行きたいと思います。