「戻りたいけど 戻れない」
南こうせつとかぐや姫の「神田川」や「赤ちょうちん」のような情緒は
残念ながら 写真からは一欠片も感じられませんが
そのころの情緒を思い出しながらシャッターを押しました
とは言ってもボクは下宿とかアパートとかで暮らした経験はありません
そのころの彼女も自宅暮らしでした
だからアパート暮らしとか 彼女と銭湯に行くとか 羨ましくて仕方ありませんでした
彼女の家に行くと お母さんが出てきます
これがぶち壊しなんだよね
電話をしても お母さんが最初に出てきます
これが僕の膨らんだ夢に針を刺すんだよな
あ〜あ ボクの青春は情緒のヘチマもなかった なんて は言わないけれど
一度は経験したかったな
戻りたいけど戻れない あの頃に
あのころふたりのアパートは 裸電球まぶしくて
貨物列車が通ると揺れた 二人に似合いの部屋でした
(「赤ちょうちん」の冒頭の一節)
(仙台市 文化横丁)
