チームの成長のためには、ライバルの存在が必要不可欠である。
アルゼンチンはブラジルがいたからこそ、強くなってきた。
オランダだってドイツがあって成長してきた。
日本の進歩だって韓国なしには語れないはずだ。
その中でお互いが切磋琢磨して成長していける。
そして山雅の良きライバルチームである長野パルセイロの存在があるから、今の山雅があると言っても過言ではない。
二つのJクラブチームが長野県に存在する理由。
長野県のサッカー文化を高め、そして一気に長野県サッカーをメジャーに押し上げることに貢献した。
この二つのクラブチームが、互いにライバルチームとして切磋琢磨してきた賜物である。
今まで、長野県サッカーを牽引してきた両チームに敬意を表すものである。
AC長野はJ3リーグ戦では現在4位につけており、10位の山雅より上位を走る。
今季の戦いぶりを振り返っても、今まで以上に手ごわい相手となることは間違いない。
そして、パルセイロは昨年15年ぶりに山雅を破って長野県代表として名乗りを挙げた。
高木監督は「真価が問われる一戦、前回大会の再現を狙う」と意気込みを語った。
一方、霜田監督は「ベストメンバーでいく」と強調。
「主力を温存したり手の内を隠したりすることなく、真っ向勝負でいく。
リーグ戦だろうがカップ戦だろうがパルセイロに負けるわけにはいかない」と信毎紙上で語っています。
状態が万全でない主力の起用を見送る可能性もあるが、カギとなるのはコンパクトな陣形を保ってハードワークを貫くこと。
前線からのハイプレスによってパルセイロの推進力を弱め、カウンターやサイド攻撃からシュート場面を増やして先手を取りたいところだ。
地域に根ざしたJリーグの理念。
そして本当の『クラシコ』とは歴史上争いが絶えない地域文化上のいざこざを、サッカーの試合で決着をつけるという戦いでもある。
当然各選手は、その長い歴史の中で、どんな争いが繰り返されたか、知る由もないだろうが。
サポーターの熱い応援からその様子がうかがえるだろう。
その地域チームに対する誇りと、郷土愛。
お互いに切磋琢磨しながら長野県のサッカー文化を築き、確固たるものにしていく。
何時しか、近い将来お互いに更に高いステージに立ち、相まみれるときが来るでしょう。