今週末はいよいよ信州ダービーの前哨戦である天皇杯全日本選手権県予選を兼ねた第29回県選手権の決勝戦が山雅のホームサンアルで実施されます。
一昨年そして昨年も同じカードで試合が実施されたのであるが、昨年はPK戦までもつれる熱戦の末、
山雅はパルセイロに敗れて県代表として天皇杯の出場が断たれてしまったのです。
そして山雅はパルセイロとの対戦で15年ぶりの敗戦を喫してしまった。さらに昨年のリーグ戦でも1勝1敗の成績であり、通算で負け越したという結果。
その昨年の天皇杯予選決勝の試合での悔しさを忘れないために、昨年のブログをそのまま掲載します。
(手抜きでごめんなさい)
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信州ダービーは観るものを熱くし、感動を届けてもらった。
お互いに絶え間なくゴールへ迫るシーンが見られ、こんなにアグレッシブで手に汗握る内容に酔いしれた。
お互いに一進一退の攻防が繰り広げられて、交互にチャンスとピンチが訪れる。
放ったシュート数は山雅13本、そしてパルセイロは15本に及んだ。
まるでジェットコースターに乗っているように、目が離せない展開にハラハラ、ドキドキ感が110分継続する。
お互いに攻守の入れ替えが速く、とてもスペクタクルな展開に、あっという間に試合時間が過ぎ去ってしまった。
そして決定的なシーンとなる見せ場が、それぞれに何回か訪れた。
最後まで痺れる展開で、最初から最後まで”ワクワク、ひやひや”の連続であったが、エキサイティングな試合だったよ。
お互いの選手たちは前線からアグレッシブな守備を繰り返し、カウンターを交えゴールへ迫る姿に、勝ちたいという気持ちが伝わる試合内容だった。
そして最後まで相手の攻撃にさらされても、体を張ったしぶとい守備で相手の反撃を1点に抑えることが出来た。
その失点シーンであるが、後半の20分橋内選手がボールの処理を誤り、そのボールを拾われて左サイドから展開されての失点だった。
やはり失点はミスから生まれるのであって、サッカーの勝負は些細な事で決まる。
そして山雅のも何回か決定的なシーンが生まれたのであるが、結局奪った得点はCKのセットプレーからの得点のみだった。
前半にも36分に菊井選手が持ち込んでキックフェイントから左足で放ったシュートはGKの処理されてしまった。
続く38分には龍平選手の縦パスに反応した小松蓮選手がダイレクトシュートを放つもGK正面。
また後半の28分には米原選手が放ったシュートは枠外。
42分には菊井選手がFKからのボールを受けてキックフェイントでシュートを放つと、そのボールを蓮選手が足で逸らせるも惜しくも枠を外した。
44分には龍平選手が左サイドを駆け上がり、PA手前で倒されたところでFKを得る。そのFKを菊井選手が直接ゴールを狙うもボールはポスト直撃となってしまった。
決定的なシュートシーンは山雅に何度も訪れたのであるが、ゴールは野々村選手の1本に留まった。
このように前後半で決定的な得点チャンスに決めきることが出来なかったことが、PK戦までもつれ込んだ原因です。
この試合は予想通りにパルセイロにボールを持たれ決定的なシーンも作られたのであるが、相手のミスに助けられた場面も散見したのです。
ボールを失うとすぐさま前線からボールを奪うように動きだしてフォアチェックを繰り返す。
それでも延長戦まで闘ってくれた小松蓮選手や菊井選手など最後まで足を止めずに走りぬいてくれた。
この試合は、お互いの意地とプライドを掛けた激しい攻防が繰り広げられた。
サッカーの魅力満載の試合に、できれば山雅ホームで勝利を掴み取りたかったというのが本音です。
この試合は降りしきる雨の中3,000人以上のサポーターの声援と手拍子が選手の背中を押し続けたのであるが、結果が全てのトーナメント戦での敗戦。
この敗戦を糧に、次のリーグ戦に活かさなければならない。
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今年は昨年の借りを返さなければならないのであって、
信州ダービーの前哨戦で必ずや勝利を掴み取ってくれるものと信じています。