今節対戦するヴァンラーレ八戸ですが、現在1勝5分け5敗と勝ち点8の19位と苦しんでいる。
その中でも挙げた得点が6得点と得点力不足がその主な理由。
そして3/17の富山に対して2対0で勝利してから、これまで8試合に勝ち星を挙げられていない。
その意味で9試合ぶりの勝利を狙って躍起になって向ってくるに違いない。
それでも失点数12は山雅の17失点を下回っているので守備のチームと言えるのではないでしょうか。
フォーメーションは3バックシステムで[3-5-2]であるが、時にはアンカーを一人配置する[3-1-4-2]を採用している。
その3バックの右を担う選手は元山雅戦士の柳下大樹選手(#29)となる。
彼は山雅退団後7年間、富山で主に右SBを担い主力として活躍した、そして今季八戸に入団し7試合に出場し1得点を決めている。
そしてCBの真ん中は八戸2年目となる蓑田広大選手(#20)が担い、左は今季沼津から加入した藤嵜智貴選手(#2)を配置する布陣。
そしてワンボランチは柴田壮介選手(#6)が担っている。
彼はJ1湘南の下部組織で育ってトップチームに昇格し、期限付きで富山に移籍していたが、そのまま八戸に期限付きで移籍した。
年代別日本代表にも選出されている選手であり、小柄ながらテクニックもあり視野が広くゲームをコントロールできる選手。
八戸は守備力が高く特に守備時には5バックとなることが多く、ここを崩さなければ勝利を得ることができない。
攻撃力に関してはショートカウンターとセットプレーには注意を要する。
特に中盤でボールを奪ってからのショートカウンターには威力があり、J3の中でもトップの指数を誇っている。
戦い方とすると、今の山雅とは対極にあり、ボールを奪うと直ぐにスルーパスを供給して少ないタッチ数でシュートまで持ち込む力があるのでここは注意を要する。
その攻撃に関与している選手はトップ下を担う山内 陸選手(#8)であり、前澤甲気選手(#14)である。
前澤選手は八戸4年目の選手で昨年も7得点を奪っており、前節の讃岐戦も今節2点目となる得点を決めている。
その得点シーンをダイジェストで視聴してみました。
63分八戸は代わって入った稲積選手(#5)が左サイドから右足でクロスを供給。
ファーサイドの音泉翔眞選手(#18)に渡り、シュート性のクロスを送ると、前澤選手が頭から飛び込んで先制に成功した
2トップを担うのはオリオラ・サンデー選手(#90)と、佐藤碧選手(#7)となる。
オリオラ選手はJ2徳島から昨年8月に期限付きで加入した選手であり、昨年も途中出場して違いを演出していた選手で今季も2得点1アシストを記録している。
またオリオラ選手と2トップを組む佐藤碧選手も八戸3年目となる選手で昨年は4ゴール2アシストを奪っている。
昨年アウェイで実施した八戸との対戦では佐藤選手に先制点を奪われているだけにここは警戒を要する。
また同じくトップ下を担う永田一真選手(#9)は、昨年宮崎で5ゴール3アシストを決めていた選手で今季八戸へと加入した。
何れにしても山雅は昨年八戸には2連勝しているチームとなるが、
油断すると足元をすくわれかねない。
前節の富山戦のように各選手が勝利目指して
一丸となれるか否かに勝負の行方は掛かっている。
これから上位進出の足掛かりにするためにも3連勝を目指してほしいところだ。