山雅の今節の対戦相手は奈良クラブとなります。
奈良クラブは今週の水曜日にいわてグルージャと対戦しており中2日での試合となります。
現在1勝4分け4敗の17位と低迷し山雅と同様に苦しんでいます。
そして山雅と同様に、最近2試合は連敗を喫しており、今節ホームで行われる試合は是が非でも勝利が欲しいところでしょう。
奈良クラブですが、昨年はJ3リーグで5位の成績を残し今季は山雅と同様に昇格争いを演じると予想したチームでした。
昨シーズン、失点は32とリーグ最小で、得失点差の＋13も鹿児島に次ぐリーグ2番目でした。
フリアン監督が就任してから、毎年土台となる戦力は残しつつ、弱点である部分をピンポイントで補強しています。
山雅からは左SBを担った下川陽太選手を獲得し、逆に昨年J3リーグで得点ランキング2位となった浅川選手が山雅に移籍してくれた。
基本のフォーメーションは4バック、1ボランチの［4-1-2-3］を採用しています。
昨年浅川選手に続いて9得点をマークした酒井達磨選手がプレシーズンの練習試合で全治8～10か月の怪我をして試合出場ができない状況。
彼に代わってCFを務めている選手は、今季関西大学から加入したFW 百田真登選手（＃17）となります。
彼は昨年から特別指定選手として試合に絡んでいます、今季は7試合に先発出場して既に4得点を奪っています。
一昨日行われた、いわて戦でも得点を奪っていました。
そして、右SHを担う嫁阪翔太選手（＃39）も3得点1アシストを決めており、侮れない選手となる。
彼はG大阪の下部組織で育ち、いわてグルージャから昨年奈良クラブへ移籍して昨年も主力として活躍し5得点3アシストを決めている。
また、既に試合に絡んでいる若手選手として、興國高等学校から加入した高卒ルーキーの國武勇斗選手（＃20）など、今季は若手の選手が攻撃の中心となっています。
また前々節の宮崎戦では百田選手と交代でピッチに入った関口智也選手（＃27）は、奈良クラブユースから2月にトップチーム登録された若干16歳の高校生Jリーガー。
彼は16歳ながら183㎝の身長を有した大型ストライカーで、この試合がJリーグデビューとなった。
終盤からの出場で試合時間が短かったためゴールを決める姿は見られなかったが、FW選手として力強く前線を駆け回る姿は将来性を感じる選手だった。
奈良クラブは中二日での試合となるので、今節の対戦では彼ら若手選手の先発出場も十分想定されます。
一番の楽しみは、今季山雅から移籍した下川選手（＃49）の元気な姿を見届けることです。
彼は今季既に4アシストを挙げて昨年の3アシストの記録を塗り替えている。
ここは山雅の右サイドの馬渡選手や安藤選手が対峙するであろうから、
この山雅右サイドのマッチアップは見応え十分となる。
（つづく）
どちらが意地を魅せることができるかで、試合の趨勢は決まるでしょう。
