山雅のプロ1年目、DF樋口大輝選手は今季ここまで、先発6試合を含めて公式戦全7試合に出場した。
彼は塩尻市生まれで、山雅の育成組織「ユースアカデミー」出身地元育ちの期待と責任を力に変えている。
今季正GKとしてゴールを守っている神田渉馬選手と同様に山雅のアカデミーから育った生え抜きの選手である。
その神田選手や稲福 卓選手の1年後輩となる。
桔梗小、広陵中の頃にアンテロープ塩尻の育成チームで頭角を現し、松商学園高に通って山雅U18でプレーした。
その広陵中出身の選手と言えば、元山雅戦士で現在育成組織で指導している小松憲太さんも同じ広陵中出身でした。
まあ地元中学であり、自分も広陵中とアンテロープで一時期コーチを担っていたこともあるので、特別な感情があります。
長男が入学した時には小松憲太さんは先輩で活躍していましたね。
話を樋口選手に戻すと、彼は昨年専修大在学中に山雅の特別指定選手として公式戦にも絡んでくれていました。
昨年も背負ったその背番号『40番』をプロ契約した今季も背負う覚悟を決めた。
その40番は塩尻の「しお」の語呂合わせであり、そして山雅が塩尻市出身者のために空けていた番号とのこと。
山雅は例年、シーズン当初に塩尻市長に背番号40のユニホームを贈っており、今月樋口選手が塩尻市役所を訪れて、自分から市長に手渡したようです。
そして彼はもともとはFWの選手であり、その特徴はSBでありながら前線へ駆け上がり正確なクロスを左右の足で蹴ることができる選手。
その前への推進力と突破力が魅力であり、ルーキーとして従来から存在した山本龍平選手を出しおいて先発出場を果たしている。
以下は新聞記事からの引用
百瀬敬市長は「同じ40を着て〝ワンソウル″で戦う」と激励。
樋口選手もそれに応えて「自分が頑張ると、塩尻の名前が上がる」と意気込んだ。
山雅育ちの経歴にもこだわりがある。1月の新加入選手会見で語ったのは「大学を経由しても、戻ってきて活躍できると証明したい」という決意。
トップチームに昇格できなかったが〝新卒″で戻る第1号になった。
「若くないので、1年目から試合に絡みたい」という言葉通り、リーグ開幕戦で先発して先取点を挙げた。
ポジションは左サイドバックだが右でも起用され、「左右をこなす器用さがある。ヘディングも強い」と下條佳明スポーツダイレクター
樋口も「ボールタッチやトラップした後のボールの置きどころで、その後プレーに大きな違いが出る」と自覚する。
「シーズンを通して活躍したい」という目標に向け、成長を続けてくださいな。