今節の対戦相手はツエーゲン金沢となります。
昨年、前半戦を勝点24の15位で折り返すものの、後半戦では22節から4連敗、32節からは5連敗を喫するなど攻守ともバランスを崩しJ3降格圏内の21位に転落。
第41節大分戦で敗戦しJ2最下位が確定し、2024シーズンのJ3降格が決定し、柳下監督が退任した。
監督に前仙台監督の伊藤彰氏が就任した。
2007年に現役を引退、大宮U-12のコーチに就任。その後、同ジュニアユースチームの監督、さらに同ユースチームの監督を務めた。
2018年よりヴァンフォーレ甲府のヘッドコーチ、その後監督に就任。2020年度は4位、2021年度は3位の成績を残した。
2021年甲府の監督を退任し、2022年よりジュビロ磐田の監督に就任することが発表された。
シーズン半ばで最下位となったことで、8月に契約解除が発表された。
2022年9月6日、ベガルタ仙台の監督に就任し、昨年まで指揮を執り、今季金沢の監督に決まった。
(ウェキペディア参照)
今季、待望の新スタジアムである「金沢ゴーゴーカレースタジアム」が完成し、既に試合も行われている。
新しいスタートを切る年1月1日の夕方に能登半島地震が発生し石川県内は大きな被害を受けた。
クラブの活動の拠点である金沢市と能登半島は距離が離れているのでクラブ自体はそこまで被害は出ていないと思われる。
2011年の仙台や2016年の熊本のように「ツエーゲン金沢」は復興のシンボルにならないといけないとチーム一丸となっている。
チームの選手構成を探ると、昨年9ゴールを挙げたMF加藤潤選手はJ2山口へ、そして7得点のFW林誠道選手はJ2千葉へ、更に5得点のMF奥田晃選手が栃木SCへの移籍が決まった。
そして2得点3アシストを決めたMF藤村慶選手も鹿児島へ移籍を選択。
マイナス材料は多いがDF庄司選手、DF小島雅選手(#25)そしてDF長峰選手(#2)は残留。
レンタル移籍だったDF山本義選手(#38)も残留したので最終ラインは変わらない見込み。
ボランチは大黒柱のMF藤村慶選手が流出したものの、MF梶浦選手(#6)がレンタル延長。
また昨年仙台から移籍した元山雅戦士の石原崇兆選手(#14)も残留し、元気な姿を見せていました。(この話題は後日)
MF西谷優選手(#15)を栃木SCから獲得したのでボランチから後ろはJ3屈指の顔ぶれになる。
それに対して攻撃陣は、ロアッソ熊本からFW土信田悠生選手(#9)を獲得し、今季は1得点1アシストを決めている。
そしてG大阪から若手のFW塚元大選手を完全移籍で獲得した。
今シーズン7試合を終えた時点で、2勝1分け4敗で順位は14位に沈み、苦しいスタートとなった。
それでも山雅との勝ち点差は2ポイントしかないので、この試合で負けると逆転されるポイント差です。
そして、直近の4試合は2勝1分け1敗と調子は上向きとなっています。
特に最初の3試合は3点以上の失点を喫して黒星となっていたのであるが、4試合目から3試合で1失点と落ち着きを取り戻しています。
そして前節の奈良クラブとの対戦では壮絶な点の取り合いとなって、一時は2対3で逆転されたのであるが、最後のアディッショナルタイムに梶浦勇輝選手(#6)の得点で同点に追いついた。
彼は若干20歳の選手、FC東京のアカデミー育ちでトップチーム昇格を果たし、昨年からツエーゲン金沢への育成型期限付き移籍し、昨年もほぼフル出場を果たしている。
小柄であるがテクニックがあり、今季2得点1アシストを決めている。
今季の金沢は新スタジアムも完成し「復興のシンボル」として地域の期待も大きいと思うので、
今節ホームで行われる山雅との対戦では躍起になって向ってくることでしょう。