もう明日には次の試合が待っているんですね。
明日の対戦相手はいわてグルージャ盛岡となります。
昨年の成績は15勝9分け14敗で、勝ち点54ポイントとなって山雅とは同一勝ち点で10位となっていた。
いわてを率いるのは中三川 哲治監督であるが、2022年限りでトップチームのコーチを退き、以降はユースの監督を務めていましたが、松原前監督の解任を受け、第28節宮崎戦よりトップチームの監督に就任。
それまで1度も連勝できていなかったチームを就任直後に3連勝に導くなど、11試合で6勝3分2敗を記録し、勝点21を積み上げました。
基本フォーメーションは[3-4-2-1]を継続しながらも、オプションとして示唆する[4-4-2]や[3-5-2]も採用しており、対戦相手に応じてフォーメーションを変えてきています。
複数の主力が去り約半数の選手が入れ替わって迎える今シーズンとなり、どのようにチームをマネジメントしていくのか。
前節のいわて盛岡は鳥取との対戦を日曜日に実施して、1対3の敗戦を喫している。
今季0勝2分け1敗と勝利が無く、今節は初勝利求めて必死の体制で乗り込んでくることでしょう。
それでも3/13に実施されルヴァンカップではJ2栃木と対戦して1対0の勝利を収めている。
その試合をダイジェストで視聴してみました。
流れは岩手に傾いていった。15分にはFKからボールを受けた西 大伍選手(#22)が持ち上がり、右へボールを供給。
エース番号を付けたオタボーケネス選手(#10)へ渡ったボールをPA内で相手DFを交わしてのクロスを小松寛太選手(#77)が頭で狙ったが、ボールは枠外となった。
18分にはFKのこぼれ球をオタボーケネス選手がキープし、西選手のミドルシュートを引き出したが、ボールはクロスバーを越えてしまった。
岩手はポゼッションしつつ、失っても切り替えと強度で栃木を上回り、2次、3次攻撃につなげていく。
前半は多くの時間帯で主導権を握った岩手であり、西選手や、新里 涼選手(#17)のダブルボランチが巧みに立ち位置を変えながらポゼッションを安定させたことで、相手のプレスを回避しつつ攻勢を強めた。
先制点を奪ったのは岩手。70分、ピッチ中央での西選手から小松選手へとパス交換から、宮市 剛選手(#18)のスルーパスがオタボーケネス選手につながると、そのまま右足を振り抜いて先制点を挙げた。
その後、同点を目指す栃木は積極的に前へボールを入れるが、岩手守備陣が集中を切らさずに対応し、いわてが1対0で勝利を収めた。
この試合を観る限り、経験豊富な西選手やJ2での実績十分な新里選手が試合をコントロール。
そしてトップに位置する、ナイジェリア出身のオタボーケネス選手は足元の技術も素晴らしく、決定的な仕事ができる選手と見た。
またトップ下の小松寛太選手は大卒ルーキーながら運動量とテクニックがありよう注意選手と映った。
そして、J1湘南などに所属した経験豊かな宮市剛選手(#18)やC大阪などで活躍した小暮大器選手(#13)あるいは、日本代表経験のある大ベテランの水野晃樹選手(#29)なども存在する。
更にFWには、山雅にとっては天敵となる都倉賢選手(#9)まで控えているではありませんか。
子のように今季のいわて盛岡はJ1、 J2で実績十分となる選手に加えて、
テクニックに優れた外国籍選手や大卒ルーキーとなる選手を獲得して、攻守に渡り抜け目ない戦ぶりを発揮しています。
現にJ2栃木に対しても優位に試合を進めて勝利を飾っており、
今季の台風の目になることと思われます。
ここはホームに彼らを迎えるに当たり、
ここで勢い付かせるわけにはいかないのであり、
手堅く勝利が求められます。