先日行われたYS横浜戦を振り返って、各選手そして霜田監督の言葉を拾ってみました。
『勝利を届けなければいけなかった』
霜田監督「ボランティアなど多くの方々が雪かきをしてくれて、試合ができる環境をつくってくれたことに心から感謝したい。
パスを何本つなごうが、ボールをずっと保持しようが、それらが目的ではない。
もっともっと仕掛けてゴール前でチャンスをたくさんつくらなければいけない。
内容うんぬんよりもサポーターに勝利を届けなければいけなかった」
『必要なのは積極性』
山雅の窮地を救ったのは、途中出場した山口一真選手。
後半残り時間が10分となったところで、左サイドからドリブル突破を図って相手DFのハンドを誘って同点につながるPKをもぎ取ってみせた。
「ボールをつなぐけど仕掛けない。仕組みで崩すことも大切だけど、最後は仕掛ける積極性がなければ崩せない」
と一真選手はこれまでの山雅の戦い方に不満を抱きながらベンチでくすぶっていた。
やはりPA内で仕掛けると何かが起こるであり、積極果敢に相手ゴールへ迫る積極性が必要なんです。
『勝って沸かせたい』
そして一真選手からPKを託された、今季奈良から新加入してくれた浅川選手。
後半34分、PKを決めて今季初ゴールを挙げ「前節で多くのチャンスをものにできなかったので何としてでも決めたかった」と言葉に力を込めた。
苦い思い出も断ち切った。
昨季は16ゴールを挙げて得点ランキング2位に輝いたが、YS横浜戦ではPKを失敗。
その時も相手GKは桐蔭横浜大時代の後輩で手の内を知る児玉選手だった。
それでも「試合前日もずっとPKを練習していて感触の良かった方向にしっかり蹴れた」と、冷静にゴール左上に蹴り込んだ。
ただ、PK以外の見せ場は少なかった。
28歳のストライカーは「アルウインは最高のスタジアムだと感じた。
やっぱり勝って沸かせたい」と悔しさをにじませた。
『何もしていない』
馬渡選手「勝ち点を取りこぼした印象。(右サイドで)上がってもボールがほとんど来なかった。
ボールを奪われて走って戻って、1対1で守って、また上がってもボールが来ない。きょうの自分は何もしていない」
『間を埋めようと』
安永選手「ネガティブな引き分けだと思う。
失点の場面はゴール前で味方のセンターバックとのスペースを埋めようと思ったが逆の中央にパスを通されてしまった」
『1度の決定機で』
常田選手「相手のチャンス(決定機)は1度だけだった。
そのワンチャンスでやられて試合を難しくしてしまった。
パスミスが起因だがミスしても、その後の切り替えをもっとしっかりやらなければいけない」
各選手たちも、何とか勝利をもぎ取りたかった気持ちがコメントに表れていました。
今度の試合は、この悔しさをバネに、
次こそは勝利を届けてくださいね。