今回のFC琉球戦で、どうしても欲しかった先制点を奪ったのは、村越凱光選手だった。
この試合、菊井選手と滝選手の怪我の影響で出場を見合わせた中で巡って来た先発出場のチャンスに、見事結果を残してくれた。
前半24分には、ボランチからボールを受けてカットインから相手を剥がし左足から強烈なシュートはゴール左へ外れた。
その後も、相手GKからのフィードの浅川選手がプレッシャーを掛けて足に当てたボールが村越選手の足元に零れ、そのままダイレクトシュートを放ったがこのボールはGKが処理。
そして何度も得点機会を演出するも、お互いに無得点のまま後半を迎える。
そんな中で後半の5分には右サイドの安永選手と安藤選手、そして馬渡選手とワンタッチのパスを繋ぎ、再びPA内に進入した安永選手に渡る。
安永選手のスルーパスが相手DFに当たり、再び零れたボールに安永選手が後ろの村越選手に落とす。
そのまま強烈なダイレクトシュートを放つとボールはゴールネットに突き刺さった。
彼は昨年ラインメール青森から戻ってくれて、先発出場20試合を含め31試合に絡んでくれた。
その中でチーム2位となる6得点1アシストを決めてくれた。
昨年対戦した琉球戦でもカットインからのシュートで得点を決めており、2年続けての得点となった。
今季は安藤選手の加入により両サイドハーフの選手層は厚くなった中で、滝選手の負傷で巡って来たチャンスをきっちり結果で応えてくれた。
今年で22歳となる彼も選手としては円熟味を増して、昨年以上の結果を求めて欲しいところです。
試合後の村越選手のコメントを掲載します。
「前半からチームとして点を取れる雰囲気はありました。自分自身も気負いせずにリラックスしてプレーできました。
点は取れると思っていたので、ああいう難しい形の中でもゴールをこじ開けられてよかったです。」
昨季も開幕戦でゴールを決めて、今季も早い段階で結果を残せた。
彼自身良いスタートが切れたのではないでしょうか。
「自分自身は良いスタートになりましたが、チームとして勝ち切れなかったのは痛いです。
2失点ということも全然良くないと思います。
逆に僕らは4点、5点取れるチャンスがあって、それを生かしきれませんでした。
そこにもっとこだわって、点を取れるときに取っておきたいです。
勝てるゲームをしっかりモノにしたいと感じます。」
と若干22歳の韋駄天2世は、
力強いコメントを残してくれました。
(山雅フォトギャラリーより)
その左足からの強烈なシュートに磨きをかけて、
新たなエースとしての自覚を胸に、
山雅をJ2昇格へと導いてくださいな・・・