「強い心」を持つために必要なものは何かについて、かつて山雅の監督を務めていた反町さんの言葉にヒントがあるように思うのです。
それは以前、反町さんが仰っていた、Responsibility (責任感)とStruggle(戦う)という事だと思うのです。
かつて反町監督が大切にすることの中で仰っていた、「RESPECT」の中に隠されている言葉の中に含まれています。
もともとの意味は「尊敬」を意味し、サッカー選手に必要と考える七つの要素の頭文字をとっているのだという。
Responsibility (責任感)
Endeavor (努力)
Struggle (戦う)
Progress (向上心)
Enjoy (楽しむ)
Communication (意思疎通)
Thinking (考える)
Responsibility (責任感)
サッカー選手にとって一番大切なものではないでしょうか。
それは、サッカーは団体競技であって個人競技ではないということ。
局面では個対個の戦いとはなるのであるが、やはり団体競技ということの意味は、
チームの勝利のために個人は『責任感』を持って何事にも取り組まなくてはならない。
その基本的なこととは、チームのために最後まで走り切ることであり、身体を投げ出して守備をすることが大切となる。
自分の責任でボールを失ったらどうするのか?
それは必至でとられたボールを追いかけて取り返すことである。
そして仲間のミスで奪われたボールは全員で取り返さなければならないのだ。
そこで一人でもさぼる選手が居たらチーム戦術として成り立たないのであり、仲間からの信頼も失われてしまう。
イビチャ・オシムさんも
「現代サッカーは責任感に基づいているといっても過言ではない。
責任感のある選手だけがプレーできるのだ。
責任感のない選手やいい加減な選手、エゴの強すぎる選手は成功することは難しい。」と仰っている。
Struggle(戦う)
サッカー選手に限らずスポーツ選手に備わっている中で一番大切なのは『戦う』という気持ちである。
最後に勝負を決めるのは小さなことである。
それは最後まで戦う気持ちの強さと意志の力で、体を張ることが出来たか否かで勝負は決まる。
過去に『戦う』ということを、反町さんは、
「オレが一番大事にしているのは
気持ちであり、戦う姿勢である」
また反町さんは次のようにも語ってくれた。
「がむしゃらに、ひたむきにという姿勢が山雅らしさであり、
それがDNAとして選手に根付いて行かなければならない。
今、このDNAを失わないために、
チームとしてもクラブとしても汗をかいていかなければと思う」