山雅の新体制発表会が8日に迫ってますけど、主力級でまだ契約更新できていない選手がいますね。
DF陣では昨シーズンCBの左に入って守備を統率し、前線へのロングフィードを繰り出していた常田選手。
彼は身長もあって空中戦では負けない力を発揮し、フィジカルも強く頼れるDFリーダーとして替えの利かない選手に成長した。
また今季、FWで高さのある小松選手、榎本選手、そして国友選手を放出してしまったのであり、セットプレーでのターゲットとなる選手が不在となってしまった。
その中で189㎝の伸長を有する常田選手はセットプレーでのターゲットマンとしても欠かせない存在となる。
山雅のDF陣を統率し、その体を張った守備で山雅魂を実践する。
まさに今の山雅にはなくてはならない選手であり、彼の去就が気になるところです。
また、攻撃の選手とすると、FC東京から育成型期限付き移籍で昨年の8月に山雅に加入してくれた野澤零温選手の去就も決まっていない。
彼は左右のウィンガータイプの選手であり、ドリブル突破やDF裏への抜け出しを得意とする選手。
更に期限付きで移籍してくれた野澤選手は10/15に行われた長野パルセイロとの「信州ダービー」は、最後に何とか得点を決めて勝ち越すことに成功した。
彼の特徴はスプリント力を生かしたスピードで裏へ突破できる選手であり、泥臭くとも、ひたすらゴール目指して得点を演出してくれる。
一昨年は得点が欲しい時の神頼みとして歩夢選手の存在があった。
彼のスプリント力でDFの背後を突破し、決定的な仕事を成し遂げる。
そしてPA内でボールを保持し果敢にドリブルで仕掛けて、一人でチャンスを演出することが出来た選手。
彼が鳥栖に移籍してしまった今季、彼のような役割を担える選手として滝選手や村越選手の加入はあったものの、爆発的な存在感を示せていなかった。
その意味で野澤選手の加入は歓迎すべき事であり、彼の個人技で得点機会の演出には欠かせない選手。
昨年から下條GM含めた相応の決意で得点力アップに取り組み、魅力的な試合をするためには、やはり得点を挙げて勝利するという事に他ならない。
そして相手に攻め込まれてもしぶとく守って最後の得点を許さない固く賢く守ることは必修条件である。
その意味では、これまで山雅が大切にしてきた、体を張った守り、相手から自由を奪うようなアグレッシブな守備は忘れてはならない。
やはりベースにあるのは「山雅のDNA」と言われる守備面での持ち味を決して失うことなく、得点力アップを目指すことが、今季のチームの目指すべき方向ではないでしょうか。
そのためには彼らの存在が欠かせないのであるが、その去就も気になるところです。