今季の山雅に頼もしい新戦力の発表がありましたので、調べてみました。
今の山雅に必要なものは中盤での汗かき役で、相手からボールを奪うと前線の選手に素早くスルーパスを出せる選手の存在。
あるいは中盤でボールをキープしながらゲームを組み立てることのできる選手の存在は欠かせない。
そんな役割を担える選手、そして彼はJ1で15年もの実績を重ねてチームのかじ取りとして君臨してきた選手。
彼こと山本康裕選手がJ2で準優勝を飾り1年でJ1に復帰したジュビロ磐田から完全移籍で山雅に入団してくれた。
中学時からジュビロ磐田の育成部門に所属し、高校2年生時でトップチームにデビュー。
16歳と11ヶ月でのトップチーム出場は磐田史上最年少の出場記録を更新し、シーズン当初からトップチームの一員となった。
2008年から本来のポジションであるボランチのほか、2008年には主に左の、2011年には右のサイドハーフ、あるいはサイドバックでの出場もあった。
2014-2015年シーズンはアルビレックス新潟へ期限付きで移籍し、ボランチの選手としてリーグ杯と合わせて10得点を挙げてシーズンハイの得点を記録している。
2016年シーズンは再びジュビロに復帰して主力として活躍した。
そして2019年に山雅がJ1に上がって磐田とは対戦しているが山本選手の出場はなかった。
この年、ジェビロが18位そして山雅が17位に沈みJ2に降格してしまった。
そして2020年には互いにJ2でしのぎを削り合い、山本選手は遠藤保仁選手と共にダブルボランチを担っていた。
2021年シーズン、J2でジェビロは27勝20分け5敗となり圧倒的な強さで優勝を飾り、J1に復帰した。
この年山本選手はほぼフル出場を果たし、シーズン5得点6アシストをマークしてチーム優勝に貢献した。
一方の山雅はJ2で最下位となりJ3へと降格してしまった。
そして昨年再びJ2に降格した磐田はJ2で2位となって再びJ1へ復帰することになったのであるが、山本選手の試合出場は途中出場を含め18試合に留まった。
そのJ1で長らく活躍した山本選手が今季から山雅の一員となり、中盤で試合をコントロールしてくれると期待する。
安永玲央選手の完全移籍の発表も同時にあり、二人でボランチを組みながら山雅の中盤を形成してくれるものと信じている。
何れにしても山雅が目指すサッカーは「ボールを保持しながら、主導権を握った攻撃を展開する」というチームスタイル形成するには欠かせない人材。
この二人の活躍はJ2昇格への鍵を握ることは間違いないのです。
山本選手の入団コメントを載せます。
「松本山雅FCに携わる全ての方々へ、はじめまして、山本康裕です。
はじめての地で不思議な感覚ですが、クラブのために全身全霊をかけて戦います。
素晴らしい雰囲気を作ってくれる、サポーターの皆さんの前でプレーできることを、非常にわくわくしています。
これまで以上に一体となり、目標を達成しましょう。」