【がけっぷち脱出物語】第3部4話 [最終話]おばあちゃんの予言「8つ目の扉が開くとき」 | 【相談業の集客119番】集客の困った!をなんとかするブログ

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Facebookで連載配信していた

【がけっぷち脱出物語】


フェイスブックをやっていないから読めない!

ブログでも転載してくださいという声がありましたので、

こちらにも掲載しておきます。


がけっぷち脱出物語 第一部 1話~4話はこちら


がけっぷち脱出物語 第二部 1話~5話はこちら

 



がけっぷち恋愛&人生相談室-青山華子


アルバイトや派遣先でも、会社でも
先輩たちは男女問わず優しかった。

ランチもごちそうしてくれたし、条件のいいアルバイトを
紹介してくれたり、いらないものをプレゼントしてくれたり、
時には、あたたかい言葉をかけてくれたりした。

誰も、私を責めなかった。
過去に何があったのかも聞かなかった。

ただ、黙って受け入れて協力してくれた。

そのことが何よりうれしかった。

◇◇◇

先輩たちにあまりにもよくしてもらったので、
「これはお給料がちゃんと出たらお返ししなければ」と
思い、その時はお礼に行こうと思っていた。

待ちに待ったお給料日に、

 「今日は、私がおごります」と言うと

先輩たちはみな、いちように首を振って
笑いながら「いいよ」と言うのだった。

ある先輩は、私にこんなことを言った。

20代、30代は自分のことだけ見ていればいい。

自分のことに一生懸命で、目の前のことに必死になって
やりたいことをやりたいようにやるべきだ。

わがままに、好きなことをやってもいい。

だけど、40代になったら、今まであなたが受けた恩を
次の世代へ返しなさい。

私たちは、あなたに何かを返して欲しくて協力を
したわけではない。

そんなことは気にしなくていいから、
あなたの次に続いていく世代を育てていきなさい、と。

その言葉を聞いたとき、私はおばあちゃんの
ある言葉を急に思い出した。

本の中で「7つの扉」について書いたが、実は、
選ばれた人だけが開けることができる「8つめの扉」
というのが存在するのだという。

おばあちゃんが、当時20歳の私にした予言。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私が教えてきたことは、
今はわからなくても、いつかあなたにもわかる時が来る。

あなたの中の8つ目の扉が開くとき、
天から光が降りてきてあなたに力を与え、
あなたは、自分が真に進む道に自然と導かれるだろう。

そこで、あなたに与えられた役目に気づくだろう。

たくさんの人に「知恵と勇気」を届ける。
それが現世であなたに与えられた使命。

その時、私はもうこの世にいないだろうから、
あなたが次の世代にそれを伝えなさい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あれからずいぶんと月日は流れ、
あの時の予言は本当になった。

今、この世におばあちゃんはいない。

そして、去年、ある場所で、私は8つ目の扉が
ゆっくりと開かれたのを全身で感じ取った。

昔、私が人生の先輩から受け取った「幸せになる叡智」を
今度は、私が次の世代に伝える番がやってきたのだ。

この本は、その最初の第一歩。

次は、あなたがおばあちゃんからのメッセージを
受け取って「誰よりも幸せに」なりますように。


~完~
 



「がけっぷち脱出物語」を読んでいただきまして
ありがとうございました。

 




この【がけっぷち脱出物語】は、本を買ってくださった方の

全員特典として、未発表のお話も含めて編集し

PDFでお届けします。


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