【がけっぷち脱出物語】第2部4話 洞窟住居での生活 | 【相談業の集客119番】集客の困った!をなんとかするブログ

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【がけっぷち脱出物語】


フェイスブックをやっていないから読めない!

ブログでも転載してくださいという声がありましたので、

1週間遅れですが、こちらにも載せておきます。


がけっぷち脱出物語 第一部 1話~4話はこちら


がけっぷち恋愛&人生相談室-青山華子


















「占いや相を覚えるのもいいけれど
お前には先にやることがあるでしょう」


ロサはそう言ってすぐには
秘伝を教えてくれなかった。


冷静に考えてみたらその通りなのだ。

ここに来てからもう1か月以上になるというのに
私はまだ全然ここでの生活に慣れていなかった。


◇◇◇


私の住んでいた「洞窟住居」がどんなところなのか
簡単に説明することにしよう。


複雑にくねくねと曲がりくねった細い道をひたすら登り、
上に上に歩いていくとその住居はあった。


ここは危険なので、観光客はおろか
スペイン人さえもやって来ないという。

この住居には電気は通っていない。


ガスも水道もなく、
もちろん電話もFAXもインターネット回線もない。


最初は、おもしろがっていた私も、
次第にすごく不便を感じるようになった。

まず電気がないと、夜、暗くなるのが早い。


当たり前だけれど、
朝早く起きて、夜は早く寝る生活になる。

困るのは「宿題」をやるとき。
部屋が暗いので文字が読めないのだ。


電気はないので、仕方なく「ローソク」を買ってきて、
毎日、本を読んだ。


この現代に「ローソクで本を」!? と思ったけれど、
それが一番確実で、安いのだから仕方がない。


◇◇◇


ロサは、

ホームステイの代金を払うと言っても頑として受け取らず、


「お金はいらないから、
できる範囲で家事を手伝ったり労働をしなさい」


私に命令した。


この家では、ほぼ自給自足をしているため、様々なことを
覚えて手伝わなければならなかった。


日本では全自動の洗濯機が全部やってくれる洗濯も
ここでは全て「手洗い」しなければならない。


一生懸命、洗濯をしている時ふと


「おばあさんは 川へ せんたくに いきました」


という昔話のフレーズが浮かんだ。


井戸水を汲みに行くたび、「水っていうものは
こんなに貴重なものだったんだ」と感じた。


野に生えている元手のかからない植物を加工したり、
野鳥や野ウサギなどを調理したり、
木の実や野草などを採ったり、
ヤギやにわとりを育てミルクやチーズ、卵をとったりと


北海道の農家でも
さすがにここまではやっていないんじゃないかという
原始的な生活をしていた。


私はスペインまで来ていったい何をやっているのだろう。
なんだかどんどん変な方向へいっているのでは?


そんなことを夜、一人でぼんやりと考えた。
本当に昔話の世界へ舞い込んでしまったような気がした。


~次回へ続く~



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