初登校というのは、

ドキドキするもので。

それが見知らぬ土地だから尚更。

手を引っ張られながら、

アッチを見て、

コッチを見て、

気づけば学校の前に立っていた。

「道わかった?」

そう聞いてくる真理に、

「(コクコク)」

無言で、でも何故か必死で頷いた。

「そっかぁ~じゃあ、またね」

そのまま自分だけ先に、

階段を昇って行くのを見送って、

「・・・そういえば誰だったんだろう???」

やっと脳が処理に追いついた頃には、

リンゴーン♪

と鐘が鳴り、慌てて玄関の張り紙を見て、

自分のクラスに向かって行った。