もしかしたら同じクラスになれるかな?

結局、誰だったんだろう?

そういえば名前も知らない。

そんな色々な想いで教室に入ったけれど、

残念ながら彼女は居なかった。

ちょっとだけ残念だったけど、

その後の入学式やらで、

あっという間に時間が過ぎて下校時間に。

(帰りはちゃんと帰られるかな・・・)

そう不安に思って、

玄関で靴に履き替えていると、

「キョウ君、かえろっか」

いつの間にか側に真理が居た。

その時、恥ずかしながら凄く安心した。

知らない人に囲まれていたからか、

それとも『帰れる』と思ったからなのか。

不覚にも涙ぐみそうになったのを、

ぐっと堪えて、ただ懸命にうなずく。

そして行きと同じく、伸ばしてきた手を繋いで

一緒に家の近くまで帰って来て・・・