昨夜は近所のいきつけのお店「ここち夢」さんの月一Select Jazz ライブに行ってきました。
毎月開催されていますが、6・7月は他の予定とバッティングしたため不参加だったので、5月の青木弘武トリオ(★)の公演以来です。
今回の出演者は、テナー&ソプラノサックスの栗田洋輔くんとピアノの朱恵仁くんのDUO。
このお二人は、Vermilion Fieldという2005年結成の5人組ユニットのメンバーで二人で活動する時はVermilion Notesと名乗っておられます。
Vermilion Fieldは、この二人とギターの湯田大道くん、ベースの長谷川晃くん、ドラムの松田”GORI”広士くんという構成。朱くん・栗田くんがアメリカ・バークレー音楽大学在学中に行っていたセッションを母体にジャズ・ファンク・ラテン・ゴスペル・プログレやアフリカ音楽等幅広い音楽性を持つ実力派メンバーが加わり活動を開始され、現在5枚のCDをリリース。メジャーデビューも果たされています。特徴はメンバー全員が作曲を手掛け、これらを持ち寄りグループとして醸成させた楽曲を演奏されている点。
勿論、各自、Vermilion Fieldの活動だけでなく、様々なセッションやライブでも個々に活躍されています。
Vermilion Fieldは大津ジャズフェスティバルにメジャーデビュー後も変わらずゲスト出演してくれる気持ちの優しいグループで、僕もフェスティバルで何度も生で聴いていたし、CDも最初の3枚は持っています。
最近はちょっとご無沙汰でしたが、Vermilion Notesとしては初めてだったので、楽しみにしていました。
出演
栗田洋輔(ts・ss)、朱恵仁(p)
SET LIST
1ST
1.Avalnche(朱くんオリジナル)
2.Feria del Vida(栗田くんオリジナル)
4.All the best things you are(ジェローム・カーン)
アンコール
Thanks for Delight(レコーディング済みで今年の11月リリース予定のアルバム収録曲)
前半の2曲は、Vermilion Fieldの5枚目のアルバムに収録されているもので、兎に角、カッコいい
続いて、新曲を披露してくれて、前半最後はスタンダードナンバー
二人の掛け合いのMCも楽しく、お店の中はリラックスムード
そして、前半終了時に、後半はお客様のアンコールで決めた曲を演奏します、ということで曲目を決定して休憩。
後半1曲目は、セロニアス・モンクのStraight, No Chaser。激しくドライブ感の溢れる演奏が凄い
続いて、アントニオ・カルロス・ジョビンのHow Insensitive。優しい曲調のボサノバでクールダウン。
ウェイン・ショーターのBlack Nileで再び激しく、スティービー・ワンダーのOverjoyedは楽しく、そして、チック・コリアのSpainで大いに盛り上がり、店内は拍手喝采
当然、アンコールの拍手は鳴り止まず、最後は11月発売予定の美しい新曲で〆となりました
栗田くんのテナーサックスのブローはとても力強く迫力満点、ソプラノサックスはハイトーンが綺麗。朱くんは左手も自在に動き回るので音数が多くてノリがいい
やっぱり実力者やなぁ、只々、見惚れました。
こんな二人の演奏を2メートルくらいの至近距離で聴けて、とても嬉しかったです
Vermilion FieldのHPと昨夜も演奏されたFeria del Vidaの動画リンクを貼っておきます。
Feria del Vida