昨日は劇団四季のミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』を地元の幼馴染と京都劇場に観に行ってきました。

僕が劇団四季のミュージカルを観るのは、昨日で5度目。

ブログを始める前に観た「美女と野獣」と「CATS」、そして、2017年8月「ノートルダムの鐘」()、昨年4月「オペラ座の怪人」()、何れも楽しかったので、今回の「ジーザス・クライスト=スーパースター」はあまり馴染みのある演目ではないけど、「四季ミュージカルの礎となった、唯一無二の舞台。」とフライヤーに書かれていることに惹かれ観ることにしたのです。

 

このミュージカルのイントロダクションとストーリーが劇団四季のHPで以下のように記載されているので転載させて頂きます。

  イントロダクション

創立70周年に贈る、劇団四季ミュージカルの原点。

時を経ても輝き続ける、魂の舞台をあなたに――。

創立70周年を記念して、劇団四季が自信と誇り、熱い想いと共にお贈りする『ジーザス・クライスト=スーパースター』。

演出家・浅利慶太が、オリジナル演出とは全く異なる独創的な発想で、海外ミュージカルを“日本人の心”に響く舞台に昇華させた、浅利演出の代表作です。初演時のキャストは、劇団四季の俳優が中心。スターの知名度に頼らず、真の実力を持った俳優たちが、深いテーマ性のある作品を上演する――

四季の基本姿勢の先駆けとなり、現在の上演スタイルを確立した、

まさに“劇団四季ミュージカルの原点”。それが『ジーザス・クライスト=スーパースター』なのです。

さらに、『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲家A・ロイド=ウェバーと『ライオンキング』の作詞家ティム・ライスが20代の時に生み出した出世作でもあります。

 

日本的様式美の要素を取り込み、創造力に満ちた斬新な舞台を繰り広げた[ジャポネスク・バージョン]とは打って変わり、今回お届けする[エルサレム・バージョン]は、大胆なまでにあらゆる装飾を削り取った荒野が舞台。
圧倒的リアリズムを追求した浅利演出は高い評価を得、芸術選奨文部大臣賞を受賞しました。
イエス・キリストを一人の苦悩する若者として赤裸々に描いた、衝撃のロック・オペラ。
十字架にかけられるまでの最後の7日間。その核心に迫る、濃密な人間ドラマ、心の叫び――。
上演のたびに熱烈な支持を得てきた魂の舞台を、今こそあなたの胸に。

  スト―リー

この作品は、イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が十字架にかけられるまでの最後の7日間を描いたミュージカルである。

今からおよそ2000年前、ローマ帝国領のパレスチナに一人の青年が現れた。
 
大工の息子ジーザスは、人々に新しい教えをとき、数々の奇跡を起こしているという。 圧政に苦しんでいた民衆たちは、たちまちジーザスの言葉に耳を傾けるようになり、彼こそ「救い主」「神の子」と讃える。
 
弟子の一人、イスカリオテのユダにとってジーザスは「神の子」ではなかった。
ジーザスを愛するユダには「全て御心のまま」という師の真意が理解できない。
マグダラのマリアもまたジーザスを愛していた。
彼女は、かげりの無い、純粋で献身的な愛をジーザスに注ぐ。
ジーザスが「ただの人」だと露見したとき、人々はそれを許すはずが無い。 彼らの怒りによってジーザスは押しつぶされてしまうだろう。 そう予感していたユダは、師ジーザスを裏切る決心をする。
 
「あなたを誰かが追い詰めるなら、私がやる」
 
弟子たちとの最後の食事でジーザスはこの中に裏切り者がいると指摘する。
動揺する弟子たちをよそに、ジーザスは独りゲッセマネの園で父なる神に問いかける。
 
「私はあなたの心が知りたい、この目であなたが見たい」
 
銀貨30枚と引き替えにユダは師の居場所を教え、ついにジーザスは捕らえられた。
支配者たちの間をたらい回しにされ、侮辱・嘲笑されながら抵抗しないジーザス。
いま、あまりにも無力に見える彼の姿に民衆は失望し、叫びつづける。
 
「彼を殺せ、十字架にかけろ」
 
ユダ、マリア、シモンやペテロといった弟子たち、ユダヤ教の司教、ローマ帝国総督、そして民衆。
人々の思いが交錯する中、ジーザスは十字架に向かって進んでゆく…。

 

キャストは下の画像のように劇場内に掲示されると共に、終演後、観劇の御礼メールが配信され、その中でネットで確認できるリンクが貼られています。2枚目の画像は、ネットで確認した画面をスクショして貼り付けさせて頂きました。

 
 

開演前のみ自席から写真撮影可能とのことでした。イントロダクションに「大胆なまでにあらゆる装飾を削り取った荒野が舞台」と書かれてい通りびっくり

 

開演13時、休憩なし、1時間45分の上演。

台詞オンリーの場面はなく、全編、歌と踊りで展開されました。

歌詞が聴こえにくかったり、舞台の変化があまりないことから、今まで観た四季のミュージカルより、スッとスト―リーが入ってこない部分が正直ありました。

キャストは、全く存じ上げない方ばかりでしたが、芝居毎の厳しいオーディションと舞台稽古で鍛え上げられる四季だけあって、ジーザス役の加藤さん、ユダ役の佐久間さん、マグダラのマリア役の江畑さんの歌唱は秀逸ニコニコグッ

また、随所で展開されるアンサンブルメンバーも含めたダンスはやっぱり見応えがありましたOK

また、音楽が聞き覚えにあるものだったのも良かったです。

 

過去に観た「美女と野獣」「ノートルダムの鐘」「オペラ座の怪人」はストーリーを中心に楽しみましたが、今回の「ジーザス・クライスト=スーパースター」は歌とダンスを楽しむ「CATS」に近い演出だったように僕には思えました。

 

会場はほぼ満席。四季の会に入ろうと思うほどのファンではないものの、また興味がある演目が上演される際には観に行きたいと思います。