先週の土曜日4/13の昼間に聴きに行った京都市交響楽団 第688回 定期演奏会のことを書きます。
今シーズン定演の初回、指揮はペドロ・アルフテルという方、プログラムは前プロがソリストにヴァイオリニストの辻彩奈さんを迎えてプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲 第2番、メインプロがR.シュトラウスのアルプス交響曲でした。
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出演
指揮:ペドロ・アルフテル
ヴァイオリン:辻彩奈
管弦楽:京都市交響楽団
コンサートミストレス:会田莉凡
プログラム
前半
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ト短調 作品63★
Ⅰ.Allegro moderato
Ⅱ.Andante assai
Ⅲ.Allegro ben marcato
後半
R.シュトラウス:アルプス交響曲 作品64
1.夜 -2.日の出 -3.登り道 -4.森に入る -5.小川のほとりのさまよい - 6.滝-7.虹(幻影) -8.花咲く牧場で -9.山の牧場で -10.林の中で道に迷う -11.氷河で -12.危険な瞬間 -13.山の頂で -14.幻影 -15.霧がはいのぼる -16.日がかげる - 17.エレジー -18.嵐の前の静けさ -19.雷雨と嵐、下り坂 -20.日没 -21.余韻 -22.夜
ソリストアンコール=スコット・ウィーラー:アイソレーション・ラグ~ギル・シャハムのために
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後半はR.シュトラウスのアルプス交響曲。
この曲を聴くのは、22年11月、アンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団の来日京都公演(★)以来。
僕は苦手な曲もあるR.シュトラウスですが、この曲は好きなのです
オケの編成は弦16-14-12-10-8にフルート4(第3・4はピッコロ持ち替え)、オーボエ3(第3はイングリッシュホルン持ち替え)、ヘッケルフォン、クラリネット2、バスクラリネット、エスクラリネット、ファゴット4(第4はコントラファゴット持ち替え)、ホルン8(第5~8はテナーチューバ持ち替え),トランペット4、トロンボーン4、テューバ2,ティンパニ2、ウインドマシン、サンダーマシン、グロッケンシュピール、シンバル、大太鼓、小太鼓、トライアングル、カウベル、タムタム、オルガン、チェレスタ、ハープ2がステージ一杯に広がり、バンダ(ホルン9,トランペット2,トロンボーン2)は2階P席後方パイプオルガン前・上手側に配置
何度聴いても、この大編成に多種の打楽器があり、生ならではの迫力ある演奏が聴けるのが、この曲のいいところ
第3曲「登り道」で遠くから聞こえる角笛の音をバンダが演奏する時にはスポットライトが照らされました
この曲を聴くと、行ったことも無いアルプス登山の景色を勝手に思い浮かべることが出来て、やっぱり楽しい
そして終盤、第19曲の「雷雨と嵐」でウインドマシンがウンウン唸り、サンダーマシンによる雷鳴が轟くところは今回も圧巻
第1曲と同じ第22曲「夜」で最後に静かに終わるまで、ずっと惹き込まれる演奏でした。
会場のマナーもとても良くて、最後の音が消えてアルフテルが手を降ろすまで数十秒ありましたが、フライングブラボーも拍手もなく、余韻を楽しむことも出来ました。
その後、カーテンコールはブラボーの嵐と大きな拍手
開演14時30分、休憩20分を挟み、終演16時35分。
客入りは約80%とまずまず。
前回から楽団長に就任された松井・京都市長も後半から聴きに来られ、シーズン初回に相応しい公演となりました。
終演後の楽団Xのtweetを貼っておきます。
【第688回定期演奏会】
— 京都市交響楽団 City of Kyoto Symphony Orchestra (@kyotosymphony) 2024年4月13日
終演しました!
辻さんのプロコフィエフの協奏曲第2番の熱演からはじまり、後半はマエストロ アルフテルと奏者全員の総力を結集して壮大なアルプス登山を描きました🏔⚡
二度目の夜が終わり、長い静寂の後、沢山の拍手とブラボーが飛び交いました👏 pic.twitter.com/U8PRPUH69V