この前の日曜日、シライシアター野洲(野洲文化ホール)に聴きに行った、関西フィルハーモニー管弦楽団リラックスコンサートのことを書きます。指揮は同楽団・首席指揮者の藤岡幸夫さんで、滋賀・大津出身のピアニスト久末航さんがソリストを務められました。24年続いているコンサートですが、僕は22年1月()、22年9月()に続いて、3度目。

文字通り、リラックスして音楽を楽しもうという催しで、今回は、クラシックの名曲だけでなく映画音楽もプログラムに織り込まれました。

 

  出演

指揮:藤岡 幸夫

ピアノ:久末 航(☆)

管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

 コンサートマスター:ギオルギ・バブアゼ

司会:都築 由美

 

  プログラム

前半

●ゴダイゴ/タケカワユキヒデ(川上肇編曲):銀河鉄道999

●K&R.ロペス(川上肇編曲):ディズニー映画「アナと雪の女王」メドレー

 雪だるまつくろう~生まれてはじめて~あこがれの夏~Let it go

●川上肇:琵琶湖周航の歌幻想曲

●スメタナ:連作交響詩「我が祖国」 より "モルダウ”

後半

●バリー・グレイ(川上肇編曲):「サンダーバード」のテーマ

●フレデリック・ロウ:「マイ・フェア・レディ」メドレー

 踊りあかそう~君住む街角~忘れられない彼女の面影~時間通りに協会へ

●ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43(☆)

 Introduction. Allegro vivace
 Variation I (Precedente)
 Tema. L'istesso tempo
 Variation II. L'istesso tempo
 Variation III. L'istesso tempo
 Variation IV. Piu vivo
 Variation V. Tempo precedente
 Variation VI. L'istesso tempo
 Variation VII. Meno mosso, a tempo moderato
 Variation VIII. Tempo I
 Variation IX. L'istesso tempo
 Variation X

 Variation XI. Moderato

 Variation XII. Tempo di Minuetto
 Variation XIII. Allegro
 Variation XIV. L'istesso tempo
 Variation XV. Piu vivo. Scherzando
 Variation XVI. Allegretto
 Variation XVII
 Variation XVIII. Andante cantabile - A tempo vivace
 Variation XIX. L'istesso tempo
 Variation XX. Un poco piu vivo
 Variation XXI. Un poco piu vivo
 Variation XXII. Un poco piu vivo (alla breve)
 Variation XXIII. L'istesso tempo
 Variation XXIV. A tempo un poco meno mosso

●ショパン:華麗なる大円舞曲 (ピアノ Solo)(☆)

 

アンコール=J.シュトラウス:ラデッキー行進曲

開演40分前に恒例のウェルカムコンサートがありました。

ホールの前で行うとフライヤーに記載されていましたが、この日も酷暑汗
聴く方も暑くて嫌だけどそれ以上に演奏される方が大変過ぎるので、ホール内に場所変更という賢明な判断がされましたグッ
で、今回はトランペット2・トロンボーン・ホルン・チューバの金管5重奏。
Tp奏者の吉野さんから投稿されている下にリンクを貼った一つ目のTweetでゲネプロの様子が分かります。
黒人霊歌や映画「ウエストサイドストーリー」からマリア・トゥナイト、となりのトトロ、ポーギーとベスの曲など演奏され、最初からリラックスムード満点100点
 
本公演のオケの編成は弦10-8-6-6-5。ステージがあまり大きくないので、これでもかなり一杯です。
定刻過ぎに藤岡さんが登場。オープニングは銀河鉄道999のテーマで華々しくスタートキラキラ
1曲終わって、藤岡さん同様、このコンサートの司会を永らく務めておられる都築由美さんが登壇。
以降、藤岡さんと曲目の紹介をしながらの進行となりました。
そして、最初の挨拶では、これまた恒例で「22年くらい前に、ダッタン人の踊りがプログラムにあり、そのリハの際、藤岡さんが客席に飛び降り階段を駆け上がろうとしたら足を引っかけ、前のめりに倒れて前歯が3本折れ、その時についた血痕が今も残っている」とのエピソードが紹介されましたびっくり
次は、ディズニー映画「アナと雪の女王」のメドレー。藤岡さんと関西フィルはサマー・ポップス・コンサートなんかでポピュラーな曲もよく演奏されているだけあって、なかなか楽しい演奏でしたチョキ
続く、琵琶湖周航の歌幻想曲は、滋賀県民ならおそらく誰でも知っている琵琶湖周航の歌に「地曳網引き唄」「ひつじくさ」等が組み合わされた上に、原曲が時代によって変化してきた変遷も表現されて幻想曲として、まとめられたもの。
聴いたことがない面白い曲でしたびっくりマーク
そして、スメタナの「我が祖国」 より "モルダウ”。綺麗な曲で前半の〆となりました。
 
後半はサンダーバードのテーマでスタート。凄く懐かしく生で聴けて、子供の頃、観ていたTV放送を思い出しましたウインク
続く、「マイ・フェア・レディ」の曲も、ジャズで取り上げられることもあって、馴染みのあるものばかりで、心地よく聴けましたルンルン
 
そして、久末さんが、ここで登壇。
大津出身のピアニストで、びわ湖ホールでリサイタルをされたりもしていたので、お名前は存じあげていましたが、聴くのは初めて。2017年・第66回ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位。ベルリン在住で既に10年になるとのこと。
演奏曲はラフマニノフのパガ狂。力強さがもう少し欲しい気はしたけど綺麗な演奏をされる方で、第18変奏は美しかったです音符
藤岡さんのインタビューでは「ご家族は?」という問いが話の流れから「ベルリンに配偶者がおられますか?」の意と会場もわかっているのに「3人兄弟です!」と答えられて、話が嚙み合わなかったのが却って面白かった爆  笑
ソリストアンコール的に弾かれた、ショパンの華麗なる大円舞曲はキラキラした音色が聴けましたOK
 
一旦、久末さんは舞台袖に退場。藤岡さんが会場に拍手を促しながら、アンコールとして、J.シュトラウスのラデッキー行進曲の演奏が開始、途中から久末さんも司会の都築さんも再び登場され、楽しくエンディング拍手
 
本公演は開演15時、休憩20分を挟み、終演17時。
会場の入りは80%程度。なかなかコンサートが開催されない野洲ですから、地元のお客様が多いようでした。
年1回でも、継続して開催され、地元の皆さんを楽しませる企画っていいですねびっくりマーク
次回もタイミングが合えば来ようと思います。
 
ウェルカムコンサートのリハ、本公演酒量後の藤岡さんとオケのTweetのリンクを貼っておきます。
 

https://twitter.com/TubamanJP/status/1698172211683827793?t=9Wt5I1X3lXRcDGs6GSKbbw&s=19 

 

https://twitter.com/sacchiy0608/status/1698257037006950486?s=20 

 

https://twitter.com/kansaiphil/status/1698320148430836058?t=q7yzGI3CDtaDLGBDlfUyYw&s=19