先週、土曜日に、兵庫芸術文化センター管弦楽団特別演奏会 PAC meets OZONEに行ってきました。

 

ジャズピアニストで、クラシックの演奏もやっている小曽根真さんが、PACと共演してシンフォニックジャズをやるという公演です。

出演は、小曽根さんとno name horseなどでよく一緒に演奏されているベースの中村健吾さん、ドラムの高橋信之介さんのトリオとPAC。

指揮は熊倉 優さんという若手で、コンマスはマロさんこと豊嶋泰嗣さん。ゲストトッププレーヤーにジャズトランペット奏者の奥村晶さんが加わっておられました。

 

出演者
ピアノ:小曽根 真
ベース:中村 健吾
ドラム:高橋 信之介
指揮:熊倉 優
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンサートマスター:豊嶋泰嗣

ゲスト・トップ・プレーヤー:〈トランペット〉奥村晶

 

プログラム

前半

モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 「ジュノム」 ジャズ・アレンジ版 (編曲:小曽根真)

後半

トリオ:ジャズ・インプロヴィゼーション
〜小曽根 真オリジナル作品〜
Pandora
Cave Walk
No Siesta

 

プログラムはまず前半が、モーツァルトのピアコン9番「ジュノム」のジャズアレンジ版。

今まで、小曽根さんがオケのソリストとして、デトロイト響とのラブソディ・イン・ブルー、読響とのモーツァルトのピアコン23番()の演奏は観たことがありましたが、この時はカデンツァがジャズのアドリブと思えるほど、自由な演奏になっていたとは言え、基本はクラシックでした。

今回も演奏は、ジャズピアノトリオによるジャズの演奏にオケが加わっているといった感じで、とても楽しかったです。

スイングしまくって、ソロ廻しのアドリブもあったりで、ラブソディ・イン・ブルーの公演のようなシンフォニックジャズとは異なり、今まで観たこともない内容になってました。

ピアノトリオだけでなく、弦も木管も金管も、そして打楽器もみんなスイングしていました!

トリオのソロ廻しの時などは、PACのメンバーも満面笑みでニコニコしながら足でリズムをとったり、頭振ったり、とホントに楽しそうで、コンマスのマロさんもリズムとってました。

前半だけでも、4階まで満員だった会場は熱気に包まれ、演奏後はブラボーの嵐。

 

後半は、まずトリオで登場して、しっとりとバラードを演奏された後は、再びPACが登場し、小曽根さんのオリジナルをオーケストレーションして共に演奏。

ゲスト・トップ・プレーヤーの奥村晶さんのほか、オーボエの女性奏者もソロをとったりで、前半同様、ノリノリで楽しい演奏になりました。

 

アンコール:Silent Night

 

アンコールは、数日前に急遽、小曽根さんが決めたという、きよしこの夜。

1番は、トリオの演奏に世界のいろんな国から来ているPACのメンバーが英語で唄い、2番トリオにPACの演奏が加わり、歌は日本語で客席とのみなさんが唄ってください、との小曾根さんの提案で、最後まで楽しいコンサートになりました。

 

是非、またやって欲しい企画なので、アンケートで再演を要望しておきました。