欠点豆のお話
虫が食って穴の空いた 豆
欠けた豆
変形した豆 などなどを
総称して 欠点豆 と呼んでいる
豆の種類 グレードによっても
含まれる欠点豆の数は 大幅に違う
最大5(粒)欠点 / 200g という表記は
1g=6粒 として
1200粒の中に 多くて5粒ある
ということだが
実際は それを上回る
コーヒー業界では
生豆の欠点豆を 手作業で取り除くことを
ハンドピック と呼び
生産者と仕入業者によってされるが
焙煎済みの欠点豆を 同様にすることを
なぜか ハンドソート と呼び
我々 焙煎業者の勤めである
ここで
焙煎済みの同等の豆でも
'どこまでを 欠点豆とするか?'
は 個人の判断に委ねられる
個人的には 性格的にも
気がすむまで 取り除いてしまうが
'欠点豆も 味のうち' と
ほとんど 取り除かない人もいる
京都にある 誰もが知っている
超老舗珈琲店の
1500円 / 200g の豆には
10% (120粒) 以上の欠点豆が
当たり前のように含まれていたのには
「コーヒーは 砂糖とミルクを
いっぱい入れて飲むもの だから
取っても取らなくても
お味に影響はございません
量 が 減 る だ け !」
という お店の方針があってのもの
かどうかは知らないが・・・ ( ˙-˙ )
取る 取らない
どちらがいいか は言い切らないが
欠点豆ばかり集めて
それで コーヒーを淹れると
とてつもなく 不味い !!
これだけは 明白である
欠 点 を
良 し と す る の も
人 の 口
ಠ_ಠ