コーヒーウンチク 46 | ボゴダ 根本海岸~近江八幡日記

ボゴダ 根本海岸~近江八幡日記

南房総最南端 元珈琲工房ボゴダ 現在 琵琶湖畔近江八幡 コーヒーローストボゴダ 店主の日常と戯言


欠点豆のお話

虫が食って穴の空いた 豆
欠けた豆
変形した豆 などなどを
総称して 欠点豆 と呼んでいる

豆の種類 グレードによっても
含まれる欠点豆の数は 大幅に違う

最大5(粒)欠点 / 200g  という表記は
1g=6粒 として
1200粒の中に 多くて5粒ある
ということだが
実際は それを上回る

コーヒー業界では
生豆の欠点豆を 手作業で取り除くことを
ハンドピック と呼び
生産者と仕入業者によってされるが

焙煎済みの欠点豆を 同様にすることを
なぜか ハンドソート と呼び
我々 焙煎業者の勤めである


ここで

焙煎済みの同等の豆でも

'どこまでを 欠点豆とするか?'

は 個人の判断に委ねられる



個人的には 性格的にも
気がすむまで 取り除いてしまうが

'欠点豆も 味のうち'    と
ほとんど 取り除かない人もいる


京都にある 誰もが知っている
超老舗珈琲店の 
1500円 / 200g の豆には
10% (120粒) 以上の欠点豆が
当たり前のように含まれていたのには
「コーヒーは 砂糖とミルクを
いっぱい入れて飲むもの だから
取っても取らなくても
お味に影響はございません
量 が 減 る  だ  け  !」
という お店の方針があってのもの
かどうかは知らないが・・・   ( ˙-˙ )


取る  取らない

どちらがいいか は言い切らないが


欠点豆ばかり集めて

それで コーヒーを淹れると

とてつもなく 不味い !!


これだけは 明白である




 欠 点 を

 良 し と す る の も

 人 の 口










 ಠ_ಠ