海岸線の道路のまん中に
死んだように寝ていた中型犬を保護した
サイズも色もうちの犬 ロックに似ている
餌を食べて水を飲んで 少しは動くようになったが
あまり元気にならず
ロックを気にすることもなく ほとんど寝ている
それでも時折
人懐こいまなざしで顔を上げる
時間と共に愛着が湧いてくる
閉店後 駐在所に届けに行くと
すぐに飼い主は判明し一安心
帰ってくると あれっ？
別人？のように立ち上がり
こっちを見て尻尾をかすかにふっている
ウロウロしだして どこか行きたそうに 吠えた 
不思議だ
まるで 事の次第を知ったよう
散歩に連れて行くと 元気な足取りで
砂浜を元気に歩き回る
やれやれ
よかった よかった 
そして日が暮れる頃 警察官が引き取りに来ると
突然寝こみ まったく動こうとしない 
そこから動かしたくなくなったし
うちの２号にしたくなってしまったが・・・・・
抱きかかえて車に乗せても降りようとする
ドアを閉めて 車が去っていき
一抹の寂しさが襲った
半日間
居心地がよかったのなら
犬好き人間冥利に尽きる
いちばん疲れたのはロックに違いない
消 え そ う な
命 が 突 然
舞 い 戻 る
（;´▽｀A``