頭声と頭痛 | 歌うCHAOS ~ 線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害な声楽家♪こーへー♪の徒然なる混沌

歌うCHAOS ~ 線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害な声楽家♪こーへー♪の徒然なる混沌

線維筋痛症を始め複数の難病と共に育ったが故に『痛い・辛い』が当たり前の生活をしながら、声楽家としては恐らく前例が無いであろう、性同一性障害で成人してからホルモン治療を開始した男声ソプラノの遠吠え記。さぁ、大いに笑い給へ♪


頭痛が治まらん。

先週喉頭痙攣起こしかけた練習中、とにかく頭直筋群の硬直がやたらと強いことに気付いた。ハミングなど頭声を出す際に必ず世話になる後頭筋群は、小さい筋肉ゆゑ使いすぎると確かに疲労はすぐに溜まる。とは言え通常ではまず意識に上らん位の小さな筋肉で、それが意識出来るほどに硬直し頭痛に直結するというのは、やはりFM・ニューロパチーを悪化させて以降に見られるようになった状態である。
 

頭声
【左・中央】マスケラ(頭声時、声が当たる部分)と発声方向   【右】後頭筋群

音抜け
~いずれも『KITAJIMAおえかき研究所』より~
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そもそも、筋肉を一切動かすことなく身体を動かすなんぞは人間のみならず生きとし生けるものみなすべて出来るわけがない。更に必要最低限以上の無駄な力を入れれば当然筋肉を傷めたり余計な疲労に繋がったりもする。しかしながら修業したての学生ならいざ知らずそこそこ長けた声楽家たる者、まず無駄な力を入れれば寧ろ声が出ん事は身体が知っておるし、通常の歌唱で後頭筋群が過労し頭痛にまで繋がるというのは、たとえ職業病(?)であったとしても有り難くない結果であり、なかなか有り得ない事でもあると思う。そりゃぁ最高音出し続けたら頭に血ぃ上ってフラフラはするが( @д@)。
平素、本番の出来が良かった(声の出が良かった)日は、僧帽筋の疲労はさほどなく広背筋(腰部周辺)のみが過剰に硬直し激痛を伴う。疲労する筋肉の部位と程度で声の出来不出来が解るというバロメーターもどうかと思うが、常人はさほど気付かないだけで、疲労している部分は同じなわけである。程度が雲泥の差が出るらしく。後頭筋に関しても結局は同じで、恐らくオレが常人であれば大して感じないであろう疲労が過労となって出ている面、やはりそろそろ症状の出方が進行していっておるなぁと感じなくもないではないが、まぁ今回は今回でちょっと特別でもあるからなぁヤッちまったかなぁという感も否めない。
ヘビーな曲を散々8曲歌った挙句に High-H をぶちまける曲を連続で3曲歌うとはこれ如何に。今朝も出掛ける前にちょっと声出ししてみたが、流石にやはりウォーミングアップだけでも40分は掛けないと W-High-C まで出ない。勿論この音までは出さんでイイのだが、余力がないと High-A/H は綺麗に連続して出すことは先ず不可能。裏を返せば、ウォーミングアップさえしっかりやってれば出せる代物ではあるらしく、まだまだ捨てるも移調するも時期尚早と言えるか。常人でも歳を取れば声の出も悪くなる。熟すほどに基礎が大事なわけである。熟すほどに、初心に還る必要があるわけである。

次回も直前に鍼の予約を入れ、前日には整骨院で最終調整してもらうつもりではいるが、それでも1日でコンディションが変わる身体ゆゑ、戦々恐々な今日この頃。一喜一憂戦々恐々すること自体、まだまだ修行が足りんということなんだがな。

というわけで、今日は一日頭痛が酷かった。






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