筋肉はある、筋力がない | 歌うCHAOS ~ 線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害な声楽家♪こーへー♪の徒然なる混沌

歌うCHAOS ~ 線維筋痛症で末梢神経障害で脊椎側彎症で性同一性障害な声楽家♪こーへー♪の徒然なる混沌

線維筋痛症を始め複数の難病と共に育ったが故に『痛い・辛い』が当たり前の生活をしながら、声楽家としては恐らく前例が無いであろう、性同一性障害で成人してからホルモン治療を開始した男声ソプラノの遠吠え記。さぁ、大いに笑い給へ♪

2011年9月9日、性同一性障害でのホルモン初注射。
約2ヶ月後、普段の喋り声がハスキーになり、他人が判るくらいに低くなる。
半年後くらいから約2ヶ月、関節痛が酷くなり、所謂成長痛を再体感する。
約10ヶ月後、演奏会で着ていた9号のドレスの背中が本番直前にはち切れて大パニックww


実は10年ほど前、自分の腕力の無さに衝撃を受けて、筋トレをしていた時期がある。恐らく当時が体力的にも健康的にも一番良かった時期ではなかろうか<30代前半。
室内用のステップトレーニング機で下半身の筋力トレーニングをしながら、空いた上半身(腕)でもウェイトトレーニング。初めは500gのリストウェイトから、最終的には3kgのダンベルを軽く持てるようになり、約半年で演奏会本番でもコルセット無しでこなせるまでに回復。
7~8kmのハイキングもコルセット無しで完歩するまでに。


オレはコレを『アルジャーノン現象』と言っている。


ぃや、かの有名な、映画にもなった『アルジャーノンに花束を』が流行った当時、一時的に劇的回復を見せる現象をこう表現していたかと思ふ。
その言葉通り、劇的に状態が良くなったのはその頃だけで、それから3年後には失語症状が発現し、腰痛も酷くなり、体調も変化しやすくなり(当時は自律神経失調と言われていた)、頭痛の更なる悪化、果てには演奏会にまたコルセット必須となる。と言うかただ戻っただけと言うか。


今思えば、当時のトレーニングが実は身体に一気に負荷をかけてしまった結果、歳と共に今現在にしわ寄せが来たんじゃなかろうかと。

ホルモン療法によって体重は若干増えた。
それまでどう足掻いても42kgより増えなんだのが、増減しながらベスト46.2kgに落ち着いた。
それがこの正月前に2kg落ち、現在やっと少し戻って45kg。
筋肉が付いて以来、減らんでいいのに体脂肪も減り、それなりに筋肉質に締まった身体にはなったらしい。
体重ないのに、昔の名残に加えホルモン治療の成果か、肩周りの筋肉(僧帽筋・三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋)はけっこう見事に付いている。意外と筋肉って落ちないもんだね。アレからほとんど筋トレしてないのに(というか、現在に至っては筋トレ以前にストレッチさえも出来ない状態)。
こんな感じで
肩の筋肉

やっぱ男はコレですな(*´艸`*)。
因みに目隠し以外特に加工してないよ。胸板は昔から板胸であるw。
それにしても手首の細さが半端ない(それでもちょっと骨は太くなった)ので、上腕筋との差がちょっと画的にヘンではあるが。三角筋の盛り上がりは、10年前の職場で筋肉フェチの後輩に惚れられた経歴の持ち主(*''▽'')。
自分的には三角筋~胸筋のくびれ(?)がお気に入り。もうちょっと力入れたら、首の後ろの僧帽筋も盛り上がるんですけどな。今は下手するとそのまま痙攣するので自粛。
これだけ筋肉はあっても、鍛えられないので筋力はない。しかも筋肉そのものの硬さと、筋張状態の硬さとは全然別物らしい。


本日、整骨院では下半身のストレッチをガッツリとやってもらった。
仕事の合間に自分でもやってはみるものの、やっぱり限界のずっと手前でつい力を抜いてしまうものである。Mちゃうし。
薬が効いて痛みが少ない時にちょっと頑張ってストレッチすると、寧ろ逆効果で全身連鎖的に痙攣を起こしてしまったりするので、自分でもどの程度どの筋肉をどのように伸ばせばいいのかが判らない。おちおちストレッチも出来ないのに、筋トレとは言わんやをや。

痛いことはその手のプロにやってもらうのが一番。

というワケで、痙攣ばかりして筋力のない硬直した筋肉は、鍛えられない代わりに現状の回復を目標に、今後ストレッチも含めた治療メニューの見直しと相成り候。


また新しい試練である。