高校野球<夏の地方大会-観戦日記1>  | KOHのブログ

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滝へ行こう カメラを持って

こんにちは ヽ(゚◇゚ )ノ


7月7日土曜日七夕、全国的に地方大会

がスタートしました。


埼玉、群馬、栃木で唯一スタートした

群馬の県立球場で1試合観戦してきました。

愛称は上毛新聞敷島球場です。


この球場は、2010年に改装され、両翼が99m

まで拡張、1、3塁のファールエリアに

フィールドシートが追加されました。


また、地方球場は大抵外野席は芝生ですが、

ここは外野もコンクリ製のベンチ席が

一つの大きな特徴でした。

同じく2010年の改装で、材質がコンクリから

FRP製に変わっています。


さて、試合の方ですが、対戦カードは

高崎工業 対 玉村高校 です。


どちらかが強豪校やシード校、古豪と

いう訳でもありませんし、全く普通の試合

ですが、ただ強いチームの出る試合が

必ずしも面白いという訳ではありません。

それならば、プロの試合が絶対に最高と

なってしまい、高校野球ファンはこれほど

存在しないはずですよね。


私の場合、

両チームに縁故などの関わりが無い場合、

ただ見ているだけではつまらないので、

どちらかを心の中で応援しながら観戦します。


その場合、判官びいきではありませんが、

大抵弱そうなチームの味方になります。


玉村は、一人を除き全員がレギュラーです。

つまり、10人しか部員がいません。

ピッチーは160センチととても小柄な

関根選手。

こうなると、今回は玉村高校(失礼!)への

肩入れが必定となります。



試合は玉村の先攻で始まります。


前回のブログで散々書きましたが、

応援も気になります。


以前玉村には援団が大勢いて、団長が

相手校の応援席まで挨拶に行くなど

しっかりとした応援を繰り広げていたのを

見ているだけに、期待していたのですが、

エールの交換もなく応援が始まって

しまいました。


これには、かなり残念汗

(でも、2回にやってましたね)


1回表、玉村の攻撃は、高工エースの

左腕小柏君の速球にやられ、

三者凡退。


1回のウラ、高工の攻撃です。

高工はしっかり校歌を歌い、

エールを送ります。


援団はいないが、高工エライ!


玉村のエースは2年生、小柄の右腕

関根君。

何とか最少失点に抑え、コールド負け

は避けたい所です。


ところが、関根投手は球にキレがあり、

初回、三者凡退に抑えます。


この後も、関根投手の小気味よい投球と

バンド処理の判断の良さなどもあって、

3回まで0対0。


もしかして玉村、やってくれるかも。ラブラブ!


しかし、打線は抑えられ、ヒットもゼロ。

早くヒットが欲しい。


試合が動いたのは4回ウラ、高工の攻撃。

先頭バッターにヒットを許し、ランナー2塁。

当然送りバンド。

ここで、またしても関根君が3塁で刺す

好フィールディングを見せます。


ランナー、1塁。関根君は牽制球も上手く、

もう少しでアウトとなる牽制球を何度か

投げていました。


ところが、それが仇となったか、

2回目の牽制球が後ろに反れてしまい、

ランナー2塁に進塁。


高校野球は、メンタル要素が強く、

試合が動くときは、エラーやファインプレー

がきっかけとなる場面が度々見られます。


今回もまさにエラーが

引き金となってしましました。


制球力を乱し、大量6失点。

2アウト後、レフトにフライが上がり、

レフトが突っ込んで補給する

ファインプレーが出て3アウトチェンジ。


何とか反撃が欲しい玉村。

ファインプレーで終わった場合、

流れが変わることも多いので期待します。


2アウト後、5番キャプテン佐藤君が

センター前に初ヒット。


ついに出ました。

(恐れていたノーヒットノーランは免れました)


その後、高工のミスもあり、ランナーを貯めます。


ここで8番野中君がライトへのタイムリーヒット。

玉村、ついに1点を返します。


やった、すごいビックリマーク


5点差で迎えた5回ウラ高工の攻撃。

なぜか、関根君の球威が極端に落ちます。


疲れたか?


この後連打が続き、10対1。

5回10点差でコールドですから、

あと1点をとられると負けてしまいます。


何とか2アウト、あと一人、ガンバレ関根君。


ここで、高工は8番ピッチャーの小柏に変え

代打関口君を送ります。


懸命に投げる、関根投手。


ところが無情にも、関口君にヒットが飛び出し

10回コールド。3回まではとてもいい試合

でしたので、まさかの結果に。


関根君は大きくうなだれ、

試合後は耐え切れず、涙。


きっと、3年生に申し訳ないという

感情が働いたのでしょう。

こちらも涙腺が甘くなり、もらい泣き

しそうでした。汗


でも、小さい体で本当によく投げてくれました。

まだ2年生。来年もあります。

(部員大丈夫かな? 集めてね)


このように、高校野球では、大小の差はあれ

必ず感動のドラマが待っています。


新聞やネットで結果だけを見れば

単なるコールド試合です。

しかし、実際にその場にいないと絶対に

判らない、言葉でも伝えられない、

記録には残らない何かがそこに存在します。


それを求めて、凝りもせず

球場に行くのかもしれませんね。


そうそう。

忘れてはならない事がありました。


試合後に玉村高校の応援団から

先に、高崎工業に向けて勝者に対する

エールが送られました。

高工もエールで返します。


これで、私の心が救われました。

ありがとう。


次は、どの試合へいこうかな。

楽しみです。にひひ


では、またパー