フランス観光といえばモンサンミッシェルというくらい有名な島ですから私達も行ってきました。
フランス西海岸、サン・マロ湾に浮かぶ小島、その上にそびえる修道院。1979年ユネスコの世界文化遺産に登録されています。
ノルマンディ地域圏マンシュ県に属しています。
サン・マロ湾は潮の干満の差が大きく15m以上あります。以前は干潮時に自然の橋が現れ巡礼者が渡っていきました。満潮になるときは潮は猛烈な勢いで押し寄せるためぬかるみにはまった巡礼者が命を落とすことが少なくなかったそう、「モンサンミッシェルに行くなら遺書を書いておけ」という言い伝えがありました。
1877年地続きの道路が作られました。
モンサンミッシェルへの拠点La Caserne(ラカゼルネ)ここのホテルに宿泊する観光客だけ車で入ることができます。
他の観光客は郊外の駐車場からシャトルバスで島へ行きます。
遠くに島が見えます。私たちは歩道を歩いていくことにしました。
この島は墓の山と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であったとされています。
708年司教が「この岩山に聖堂を建てよ」というお告げを受けましたが悪魔のいたずらと思って信じませんでした。同じことが3度ありお告げを信じ966年ノルマンディー公シャール1世が修道院を建て13世紀に完成しカトリックの聖地となりました。
18世紀フランス革命時に修道院は廃止され1863年まで国の監獄でした。島は荒廃しましたがナポレオン3世が修道院として復元しミサが行われるようになりました。
島に近づいてきました。ワクワク
門をくぐって
また「王の門」をくぐって
静かな修道院を想像していましたが
思いっきり観光地でした。グランド・リュ(メインストリート)
右に見える門が「王の門」の反対側、敵が攻めてきたら門を閉めて防御しました。
サン・ピエール教会(カトリック)左の像は百年戦争で活躍したジャンヌダルク像
さらに登って
修道院が見えてきました。
階段を上がって展望台(西テラス)
に来ました。
歩いてきた道が見えました。
ゴシック内陣(付属教会)
ラ・メルベイユの回廊、13世紀に完成したゴシック建築。
回廊
修道院を出て島の北側へ
海面から垂直に城壁が切り立っています。
振り返ると修道院が
ちょうど干潮だったので干潟に降りてみました。
帰りはバスに乗って
夕飯は有名なオムレツ、フワフワでした。
日が暮れてきました。
夕焼けをバックに
ライトアップが始まりました。
ピンボケですが夜のモンサンミッシェル。
楽しみにしていたモンサンミッシェルは期待以上に素敵なところでした。
人気の理由がわかりますね。
読んでいただきありがとうございました。