作家 喜多川泰。
喜多川さんが書く本には
どれもこれも
一隅を照らすような珠玉の言葉がちりばめてあります。
本を読んだあとも、『忘れたくないなあ』
そう思う言葉ばかりです。
毎週月曜日は
【マンデー・ヤスシ】と称して
喜多川さんの本から
1週間が元気に、勇気をもって過ごすことができるような
言葉をご紹介しています。
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おはようございます。
新潟で【オキシトシン】や【触れること】
について発信しています
フィジカルセラピスト 高野です。
新年度に、もうすぐ入ります。
進学、
進級、
入社、
異動・・・。
新しい場所に期待と不安を抱えて
向かう方も多いのではないでしょうか。
または、そんな人を迎える立場の人もいるでしょう。
『はやく慣れるかな?』
『雰囲気の良い職場(人)かな?』
そう思いますよね。
本日はそんな時期にぴったりの言葉。
『One World』 喜多川泰 著 より
『夢の国』というお話をお届けですよ。
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大学生の宮本裕樹くん。
佐賀の田舎が嫌いで、1日も早く都会に出たいと思っていた。
高校卒業すると、すぐに今の街で暮らし始めた。でも、思い描いていた東京とは違っていて、街の雰囲気が好きになれなかった。東京らしい場所を求めて新宿でバイトを始めたけど、そこも居心地のいい街ではなかった。自分が大好きだと声を大にして言える場所なんて、どこにもない・・・。
そんな彼は、『もうバイト辞めよう』と。
バイト最終日に、中国からの留学生で、同じバイト仲間の張さんに挨拶に行きます。
そこでの会話。
張さん 『家族好き、だから家族大事にするウソ。家族大事にする、だから家族好きホント。お店好き、だからお店大事にするウソ。お店大事にする、だからお店好きホント。私の言ってることわかりますか?』
宮本くん 『ああ、わかるよ。大事にするから好きになるってことね』
張さん 『そう、そう。裕樹さんが嫌いなもの、裕樹さんが大切にしていない。日本も、お店も。だから嫌いでやめたくなっちゃう。違う?自分の居場所を大切にしている人は、信頼されるね』
そこから、彼は自分の大学の前の道路で、一年間ゴミ拾いを始めるのです。自分の通う大学を好きになろうと思って。
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こんなお話し。
自分が心から大切にするものは、大好きになる。
それを行動に移した彼が、どんな結末を迎えるのか・・・・。
それは、どうぞ本を読んでくだされ。
(ちなみに宣伝するように、頼まれてませんよ 笑)
また来週の月曜日。
マンデー・ヤスシでした。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
素晴らしい一週間になりますように。