1月24日の読売新聞朝刊の「編集手帳」を読み、ああ、これはそのとおりだ、と思いました。
冒頭、「孤掌鳴り難し」という話から入ります。
なんのことかといえば、横綱白鵬が33回優勝の偉業を成し遂げた、という出来事をうけてのお話しでした。
塾で講師をしていたとき、私はじつは社会の講師だけではなく国語の講師もしていたんですよ。
(もっとも国語の講師のほうは当時先輩の国語の講師の先生にえらくお世話になってご指導いただいたからなんとかやっていけたんですが…)
そのとき、新聞のコラムを用いてよく問題をつくりました。
朝日新聞の“天声人語”や読売新聞の“編集手帳”にはよくお世話になりました。
そんなもんで現在でも、ついつい新聞のコラムは読んでしまいます。
余計な話はさておいて…
今回の編集手帳では、横綱白鵬は一人勝ちで、他にライバルというのがいない。
昔、大鵬という大横綱がいたが、それは柏戸というもう一人の大横綱がいたから相撲もおもしろく、また大鵬自身の“力”も十分に発揮できた、というような話でした。
で、「これはそのとおりだ」と思ったわけですが、歴史上の人物についてもこのようにいえると思うんですよね…
戦国大名で有名な人で、いろいろなエピソードが語られる人物って、ライバルというか、“もう一人”の存在が常にあって「有名」になっています。
上杉謙信と武田信玄
なんかは、まさに“孤掌鳴り難し”。どちらのエピソードも業績も、一方抜きではありえません。
中国地方で一人勝ち、に見える毛利元就も、山陰地方に尼子氏がいたからこそ、成長発展したといえます。
一人の人物に注目するよりも、その周辺の人との関わりを詳しく見ると、もっともっとその人物がおもしろく理解できます。
織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康…
常にライバルを設定して、次々と挑んでいく…
急成長、というのは、かならず何かとの“衝突”でもあります。
成長は衝突を回避できない…
衝突なき成長は成功にはならない…
歴史上の人物のあり方からはそんな側面も見えてきます。