さよならの“こっち”側(3)言っちゃっていいかな? | こはにわ歴史堂のブログ

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朝日放送コヤブ歴史堂のスピンオフ。こはにわの休日の、楽しい歴史のお話です。ゆっくりじっくり読んでください。

にゃんたとこはにわ先生の話の続きですが…

わたしたちは、どこにいるかと言うと、コヤブ歴史堂のセットの裏にいます。
あ、もうすでにご存知だとは思いますが、にゃんたは、別のスタッフの方が動かしていて、久馬さんは声だけ出しておられます。

でもね、このにゃんたを動かしていた方、女性なのですが、この人がまたまたすごい!
あの、小さな台の下にずっと入っておられて、にゃんたを操っておられるわけですが…

久馬さんの声やボケと、にゃんたの動き、見事に一致していると思いませんでしたか?

この方が、にゃんたに命を吹きこんでいるんですよね。

我らが歴史堂の主管、小薮さんはたいへんお優しい方で、いつも、にゃんたを動かしているスタッフにやさしい声をかけておられました。
なんだか、ふだんの小薮さんは、ほんとにやさしい穏やかな人で、いろいろな番組などで、厳しい口調でいろいろおっしゃっているのが“芸”である、というのがわかります。

こはにわ先生とにゃんたは、ちょうどレキコさんが座っていて、掛け軸があるところの向こう側に二人仲よく並んですわっています。

にゃんたのボケっぷりは、むろん打ち合わせのときには無いものばかり。
小薮さんやゲストとのやりとりの中で、ほとんどアドリブで、いろいろな掛け合いが進んでいきます。
もう、おかしくておかしくて…

わたしは、黙ってしまっているときが時々あったと思うのですが、たいていは、笑いをこらえているときでした。

「ほんとに芸人さんたち、すごいですね。その場その場で打ち合わせなく、よくそんなにおもしろい話ができますね。プロは違いますね。」

と言ったことがあるのですが、

「先生も、打ち合わせもなく、ゲストさんや小薮さんの質問によく答えられますよね。それと同じようなもんですよ。」

と逆に言われたことがあります…

なるほど… ゲストさんや小薮さんの質問に答えるのがわたしのお仕事でしたから、そんな感心されるようなこととは考えてもいませんでした。
芸人さんたちに「おもしろいですね~」というのは、よく考えてみれば失礼な話。
プロなんだから当たり前…

にしても、ほんとに楽しい時間でした。

で、これ… もう言ってしまってよいかなぁ…
もういいですよね?

あのね、ないしょですよ。
実は久馬さん…

 音痴

なんですよ。

ときどき、こはにわ先生とにゃんたで、歌をうたっちゃうようなときがあるじゃないですか。
むろん私も知らない曲なんかを歌わされて、へんなことになっちゃうんですが…

最終回のとき、

 へ~イ、ヘイヘイ へ~イへ~イ

の、フィンガーファイブの歌、やったじゃないですか。
あれ、リズムがくるってグダグダになっちゃったのは、久馬さんがリズムとれなかったからですよ。

それだけではありません。

最後の歌、山口百恵さんの「さよならの向こう側」。

歌詞などすべて久馬さんが考えて(すごいでしょ?)、どのように歌うかも、こはにわやレキコに“指導”してくださったのが久馬さんなんですよ。
三人で、ユーチューブまで見ながら、歌の練習をして、ディレクターさんに「そんなにちゃんとしなくても」と言われるほど、みっちりやったのに!

本番、久馬さん、自分の担当のパート、音がとれなくて、まったく歌えなかったんです。

 え? にゃんた、ちゃんと歌ってたやん??

と、思われたでしょ? あれ、後から取り直したやつをディレクターさんがうま~く編集してつないで、にゃんたを操っているスタッフの方が、さも歌っているかのように動きをつけて“完成”されたんです。

 え~ あんだけ練習したのにぃ~ 久馬さ~ん!

と、レキコさんに突っこまれていました。
裏では、ほんとにスタジオ大爆笑の、楽しい楽しい最終回となりました。

いやいやいやいや、ひょっとしたら、これすら、お笑い軍師久馬さんの、最後のオオボケだったのかもしれません。