スピーチで使える日本史(2) | こはにわ歴史堂のブログ

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朝日放送コヤブ歴史堂のスピンオフ。こはにわの休日の、楽しい歴史のお話です。ゆっくりじっくり読んでください。

「城」にちなんで…


お城は、支配者の館でもあり、政治の場。そして敵に備える場合の城もあれば、攻めていくための基地、という場合もあります。

現在でも比喩的に自分の家を持ったときに「一国一城の主」になった、とか言います。

また、企業が「城」、社長が主、社員は兵たち、というような比喩もされたりします。

自らの拠って立つ場… それが城なのでしょう。


                   人、城に頼らば、城、人を棄つる   ~織田信長~


「城」の存在は、まことにたのものしい。敵に押されればそこに入り、時をかせぐ。

安心と安全の場でもあります。

が、しかし… 城はやがて、そこにとどまる人から進取の気性を奪い取り、怠慢と退嬰をもたらしてしまう場となります。

城そのものの維持にこだわり、その場に安住することを是としてしまい、そうしてやがて滅びてしまう…


何かをするための城が、何もしないための城となる…


新進気鋭の信長がいかにも言いそうな言葉です。