おどり子は手に持っているきれ。それはコルセットよに、お茶のポットから水をかけます。工務店 渋谷区
きれいにするのはいいことですものね。
白い服がくぎにかかっています。これもお茶のポットの中であらって、屋根の上でかわかしたんですの。おどり子はこの服を着て、サフラン色のぬのを首にまきつけるの。そうすると、服がいちだんと白くひきたつのよ。さあ、足を高くあげて。まあ、このくきの上に立っているすがたを見てよ。わたしはじぶんでじぶんが見えるんですよ。じぶんでじぶんを見ることができるんですよ。そんなこと、あたしにゃ関係がないわ。わざわざ話してくれなくたっていいのよ」
と、ゲルダはいいました。
そして、庭のはずれまで走っていきました。戸はしまっていました。それでも、さびついたかけ金をおすと、うまくはずれて戸があきました。そこでゲルダは、はだしのまま、広い世界へかけだしていきました。三度もうしろをふりかえってみましたが、だれも追いかけてくるものはありませんでした。
そのうち、もうこれ以上は走れなくなったので、かたわらの大きな石にこしをおろしました。