こう、おかあさんはいいました。しかも、カーラが日ごとに病みおとろえていくにつれて、そのことがいよいよはっきりしていきました。工務店 墨田区
外ばこがぜんぶなら、せめて、その外ばこだけはしっかりしていないと、ぜんぶがだめになってしまいます。ところが、その外ばこがだめになりました。
カーラは死んだのです。あれはきれいなむすめでしたよ。美術館にならんでる、こわれかけたこっとう品なんかとは、まるでちがいます。カーラは、どこもかけていませんでした。美しいものは、こうでなくてはいけません」と、おかあさんはいいました。アルフレッドはなきましたし、母親もなきました。ふたりは、黒い喪服をました。黒い服は母親ににあいました。そこで母親はいつまでも黒い服を着て歩いて、いつまでもかなしんでいました。ところが、またべつのかなしみをあじわいました。というのは、アルフレッドが再婚して、そう見かけのよくないソフィーをおよめにしたからです。
あの人は極端ですよ!」と、義理のおかあさんはいいました。いちばんきれいなものから、いちばんみにくいものへ走ったのですもの。さいしょの妻をわすれることができるなんて。
