悪意アリ! -56ページ目

忖度・・・そんたく~おしはかること

少しばかり古い話ですが、小沢民主党幹事長が中華人民共和国の要人(名前なんてどうだっていい)と天皇陛下を会わせるために、慣例を破って宮内庁に圧力をかけたことがありました。

その手続き云々は正直、なんの感想もない。



でも一つ、許せないことがあります。


「天皇陛下なら~」の部分。

一般の感情としての、皇室への敬意が無いとかじゃなく・・・


あの男に、人の心を推し量れる器量があるのか?
ということ。


この期に及んで進退を決しないことが、次の参院選にどんな影響を与えるか読めていないのに・・・



今から20年あまり前の初春、街のビデオレンタルショップの棚からビデオが一斉に消えたことがありました。


3日ほどテレビは同じ映像を映し続け、音楽は流れず笑い声も消えたあの時期。

それ以前から長期に渡り、マスメディアは神経質なぐらい言葉を選んでいました。

いかに自分が治癒を祈願しているかを競うようにね。



さすがに新聞やテレビの中から

「これはいくらなんでも過敏に反応しすぎなんじゃないか?」という声が上がりました。


その意見自体は真っ当。



でも、横並び体質の国民性は

おそるおそる周りの反応を確かめながら

でしゃばらないように

石橋を叩くように

こう言ったのです。


「きっと天皇陛下は、こんなことを望んでおられない・・・」



その言葉と小沢幹事長の傲慢とは、

一見、正反対のように思えます。


だけど己の器量をさしおいて、人の心を代弁するかのように振舞う尊大さは同質のものです。



人の気持ち、それも深く知ってるわけでもない人の気持ちがわかるわけないやん!


天皇陛下に限りません。


パナソニックやホンダ、SONYの創業者の名を借りて、

現代の経営陣に物申す人の多いこと。


お前は誰やねん?


親子でさえ、いつまでたってもお互いの見知らぬ一面に気づく時もあるというのに・・・



昔、「ブラジルから来た少年」という映画がありました。


ナチスの残党が、ヒットラーのクローンを彼の成育歴そのままに育てて

新しい総統を生み出そうともくろむ話です。


ナチスの残党にとってはヒットラーではなく、容れモノさえあれば・・・自分の想いを託すモノさえあれば良いことを皮肉ったバカ話です・・・


昭和の最後に発言した人も小沢幹事長も、自分に都合の良い考えをもっともらしく人の名を借りて話しただけのこと・・・


聞くに値しません。



小沢さん、

ちゃんと自分の言葉で言いましょう・・・

「わしの言うことが聞けんのか?」って・・


ま、これも忖度の一種なんだけどね。

東アジアの巨大な妄想~今は無理!でも10年後はわからない

livedoorでやってるブログの最高アクセス数を突破してしまいました!

たった3週間弱で・・・



ありがとうございます。 



調子に乗って大ボラを吹きます。 



さっき思いついたので、忘れてはもったいないから急いで投稿しました。


今の時点では絶対不可能な国際戦略です。



しかし対中、対米・・・沖縄基地問題、半島統一を一気に解決します。


僕は世界の国々が一つの政府に統合されるべきだとかの「夢物語」は洗面所のパイプ詰まりのニュルニュルより嫌いなので、そんな美しい妄想ではありません。

混沌が生み出すギクシャクした時の流れが大好き・・・


妄想のバックボーンには中華人民共和国の台頭があり、それをアメリカとロシアが懸念しているという状況があります。


(中華人民共和国・・中華民国を大事にしたいからこう書いてるけど長っ!・・・中共でもいいけど右翼みたいだし)


当面の日本の課題は、中華人民共和国の東アジアでの軍事拡大を抑止すること。


しかし、平和と唱えれば戦争は起こらないと信じるユルイ連中が多く選挙権を持つこの国に、対抗しうる能力を持たせることは至難の業です。

戦争を抑止することは戦争とは何かを徹底的に考えなければならないのに「戦略」という言葉を政治に使うだけで怒りだすアホがいるくらいだからね。

冷徹に戦争が起こる要素を潰したり、もし戦火に巻き込まれても被害を最小限に抑える方法を検討して公布しなければならないのが責任ある態度というものだと思うけど・・



ということで、まるで平和をもたらすように錯覚させて漁夫の利を得ようと考えたわけです。


まず半島の統一です。


それをもっとも嫌がっているのが中華人民共和国。

韓国、日本、アメリカへの防波堤が無くなるから。

統一コリアの国境に軍備を増強しなければなりません。

そうなるとインド洋、西太平洋への進出に(予算的な)ブレーキがかかってしまいます。

中華人民共和国としてはインド、ベトナムという環中共国家に先んじてアジアの軍事イニシアチブをとり戦略的優位に立たなければなりません。
先に駒を進めることが10年の安泰を約束することになるのだから・・・

東シナ海の油田開発を見ればわかると思います。
先にやったものの勝ちなんです。



だからデノミ政策の失敗で経済が混乱している北朝鮮を、日本が国家戦略として積極的に破綻させるのです。
日本がいつもの仕返しに偽札を空から投下してもいいと思う。
金正日に毒を持ってもO.K


日韓米が協力して北朝鮮に金を貸します。
金政権の退陣と、米軍基地を置くことを条件にして・・・


時間が立てばたつほど、この戦略は難しくなります。
中華人民共和国の資金が潤沢になるからです。

今なら世界中の最貧の国々に援助をばら撒いて、資源と国際連合の票集めに奔走している真っ最中だから間に合うかもしれません。


日韓米が隠密裏に一気にやらなければ失敗します。



米軍の基地はもちろん沖縄からの移転。

北朝鮮に公共事業を作り雇用を確保することで、絶対今よりかはマシな状態になります。

対中の最前線を確保できればアメリカもスクランブル発進やミサイル発射ののタイムラグが無くなり抑止力が(今の沖縄と同等の兵力だったとしても)格段に上がります。

ロシアにしてみれば敵の敵は味方ということで対中の防衛に余裕ができます。

何十年後か「韓国北部」に民主主義が根付いて反基地運動が盛んになるかもしれませんが、
知ったこっちゃない。



おまけに米軍基地あとに世界最高速のレーシング・コースができたらいいな・・

近未来予報

先日、携帯電話のバイブの小型モーターの会社のセミ・ドキュメントを観た。


日本の技術の未来を賛美するような内容だったけど、

正直、怖くなった。


日本発信の技術ではあるけれど、工場は上海。


その会社だって、コストの問題が無けりゃ日本で作ってたはずだろう。


つまり、日本国に落ちる金は会社や社員が払う税金と初期投資の設備費くらいか・・・



排出ガスを25%減という目標を掲げた鳩山総理。

米国と中華人民共和国の参加という条件付だけど・・・


日本の環境関係の技術が世界一だから新しいビジネスのチャンスだと捉えるべきだと言う人もいます。


それはムッチャ甘いと、小型モーターの会社を観て思った・・・


このお人好しな国の連中は、やっぱり途上国にも設備や製品が行き渡るようにとコスト削減のために中華人民共和国やインドやベトナムに工場を作るんだろうな・・

雇用を創出の上、その国を豊かにすることに貢献するんだろうな・・・


自国の労働者のことなんか、考えもしないで・・・

優秀な研究者という限定条件でしか採用されないかも・・・



その国々では世界の生産拠点が集中しすぎて、沿岸部は労働力が不足しかけています。

今後、考えられるのは工場の内陸部への進出。


運送に時間とコストがかかるけど、日本で作るよりはまだ安いか?

・・・インドや中華人民共和国の労働コストが上がるまでは・・


賃金が日本を追い越すまでは行かなくても、その国の税金とか交通コスト、地価、物価とかを合わせて日本で作るコストよりも優位に立っている間だけは・・・か?


しかし、環境対策が進んでいる日本ならいいけど、

とてもそれらの国の内陸部と沿岸部や空港へのアクセスが排ガス対策をしているとは思えない。

アクセスどころか日常の交通機関、発電所、家庭から出る諸々も・・


豊かになればなるほど、環境は悪化します。

実際、豊かになることは環境にダメージを与えることと同義なのだから・・


ヘタしたら、進出する日本企業が対策を負担するように仕向けられる可能性もあります。


最低なことには、工場が進出したことによるそれらの環境悪化が、生産された製品が生み出す環境への負荷の低減を上回る可能性が非常に高いということ。


生産国が環境対策を施せば施すほど企業負担がでかくなり、生産コストが上がってしまう矛盾も生まれて、何をやっているのか訳わからん状態になったりして・・・



少なくとも、世界に嫌われても環境対策技術を全部、国内生産にしなくちゃいろんな意味で意味がない。


排出権という胡散臭いのも嫌いだけど、良いことだから未来が全てバラ色だと思っている頭がバラ色の人間はもっと嫌いだ。

 朝令暮改 その2

僕は教育に限らず、全ては朝令暮改がいいと思っています。

いくらシミュレーションしたところで、生き物相手に思い通りになるわけありません。

「やり直すこと」をある人は「犠牲」と言い、ある人は「改善」と言ってるけど


一生懸命検討したモノがいいものとは限らない。

やってみなければわからない。



ただ組織として動く面を考えて、充分な論議が必要だと考えているんだよね?

皆さんは・・・



いえいえ、

結局組織はシャンペン・タワーのようなもの・・・

(テレビでしか観たことないし、シャンパンとシャンペンとどちらが正しいかもわからない)


上からの指示が下に伝わる時に、順番に上のほうからグラスが満たされなければ、下に伝わらない・・・

いわゆる根回しです。

「わしは聞いとらん!」とゴネる奴の口を塞ぐためです。

会議の前に個々の「論議」が必要になってくるのです。


シャンペン・タワーは下の段のグラスに均等に注がれてゆきますが、

組織は根回しの順番にも気を使います。


不況で子供の生活環境の変化が尋常じゃない時に、そんなじゃどんどん傷口が拡がる一方なのに・・



教員組合の方は、そういう上意下達のピラミッドが「許せない」と思ってるかもしれませんが、

そっちの組織も上からの「提言」を「自主的」に「実行に移すべく活動」するよう促されているんでしょ?

自分達が国から迫害されている正義だと、オーム真理教のような幼稚なヒロイズムに浸っているから見えなくなっているだけで、組織の構図としては同じです。

組合の方々は、教育行政が硬直化していると嘆いてみせているでしょうが、それは自分達の言い分が通らないからそう思うだけであって、組織はすべからくそういう面を持っているのです。



おまけに組織には現場というのがあります。

上部がいくら頭を痛めても資料を駆使しても判らない領域があって、現場に判断を委ねなければならない部分があるのですが、それをどこまで判断できるかは・・・実際わかりません。

現場での問題の大きさ、当事者が現場での状況を把握できているかどうか、中間管理職の判断の許容量、個性など不確定要素が多すぎるためです。

それでも上の通達に「沿ったように」見せかけるために「それらしく」工夫するのです。

それが「現場のバイアス」です。


上から下まで来る間に、それぞれの「バイアス」がかかって微妙に変質していきますが、同時に下から上に行く時も「バイアス」がかかるのです。

それも、より強力に・・・


組合の実践の成果が、より評価が高くなっていくのと全く同じ意味です。



組織で仕事をしてゆく上で、朝令暮改は実際のところ迷惑この上ないものだけど、
もっと困るのは変わったことを聞かされていないこと。

上から変更が伝わる時、最も現場に近いところを優先されて、中間が後回しになり後方支援も準備もできないまま混乱してしまうことが多々あります。

というか、日常茶飯。

現場とトップが直通になると風通しが良くなるように思えますが、バックアップで奔走する者はたまったものじゃありません。

「バカにするな!」ってなります。

下のものは最新の情報を持っているだけで、偉くなったように勘違いして調子に乗るし・・



上のほうになると、切実な怒りより面子の憤りが大きくなるけど・・・



橋下さんのファンだから言うんじゃないですが、

全職員に一斉メールを送信し、

問題ごとに「プロジェクトチーム」を構成して指揮系統を分散して、責任の所在を明らかにするのは組織の行動力を高めるには最善かと思います。

それでも現場の恣意的な判断が一掃されることはないでしょうが・・・



保険の仕組みが変わるとき、

政府公報、新聞、テレビ、ラジオでお知らせがあっても

「聞いていない!」と怒る人は必ずいます。

それを朝令暮改の悪しき前例と取り上げるのは

筋違いです。


それは

「桜・稲垣早希の目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」の資金コメントに間に合わなくて「聞いてないよ~」と嘆くのに等しいです。
(話がわかる人とわからない人に分かれると思いますが・・・)


魔人窟の待ち人

病院の待合のことです。


脳神経外科と眼科と2つの病院に通っています。


今日は脳神経外科。



昨夜というより朝まで起きてて、3時間寝ただけなので

閉所恐怖症気味だから苦手なMRIに入っている時、

寝てしまった。


術前術後の脳専門の病院だけど待合は人でいっぱい。

アナウンスで呼ばれて中待合に入っても、立ってる人がいるほどいっぱい。

でも患者はたぶん半分。


あとはヘルパーか家族。


病院は高齢化の最先端だから、年寄りが増えると付き添いは当然増えます。


特に男。


爺が病気になると婆がもれなく付いてきます。

でも年寄り2人じゃ心許ないので娘が連れてくることになります。

そうすると家に子供を残しておけない場合もあります。

一家総出でやってきて椅子を占拠します。



若い夫婦も面倒くさいです。

夫は保険や金のことに無頓着なのが良い事だと考えているのか、嫁さんにまかせっきり。

嫁さんは嫁さんで、甲斐甲斐しく努めるのが存在証明のように世話を焼きます。

その挙句の果てが何もできない無様な爺なんですが・・・



団体で来ると、意識は当然身内に向きます。
他人は目に入りません。

空いた席があると「〇〇ちゃん、空いとるで~」と臆面も無く叫びます。

基本、ここは病人が多くて元気な奴は少ないんだけど・・・健康な奴が座って、患者が立って待つということが起こります。


それに年寄りは短気でかないません。

待たされたら愚痴るどころか怒鳴るバカもいます。


通っている大学病院の眼科は待たされるので有名なとこですが、待たされるということは時間をかけて観てもらってるということだとはわかっていません。

時間はアホほど余っているはずなのに、老い先短いから焦っているのでしょうか?

以前、爺の怒鳴る様があまりに見苦しいので

「やかましい!でかい声出すなや!みっともないんじゃ!」と絡んでいったことがありました。


爺は「対応が悪いから教えてやってるんじゃ」とぬかしたので、

「ええ歳こいた年寄りが偉そうにしとったらブサイクやから黙っとれや!」と

ロクでもない状態になってしまいました。


こっちも3時間待って、ケツが痛いと言うのに・・・

他の患者に爺の同類を見るような目をされてしまった。


クソ!あんな奴が長生きしても、空気が臭くなるだけじゃ!



病人が人に優しくなるのは、病が癒えてから・・・

病気の真っ最中は機嫌が悪いのがスタンダードです。

待合はエゴのレベルがけっこう高い。


自分の爺ちゃん婆ちゃんは優しくていい人だと思ってるでしょ?

もし付き添って病院にいったとき、「病気で可哀想」という気持ちを一旦休ませて観察してみてください。
周りの人もみんな「病気で可哀想」なんだから同じようなもんですよ。

あなたの身内が優しいのはあなたにだけだよ。


他人に優しい人って意外に少ないんだよ・・・

年寄りって生き物は・・





ま、帰りに日本橋のメイド喫茶に行ったから気分はリセットされたんだけどね。

そこでも昇華しきれなかった毒を吐いてみたのさ。