「バイク人による幻想生活・2日目・紅魔館編~大図書館第一弾幕戦線~」part6 | どうやら作者は幻想入りしたようです・・・

どうやら作者は幻想入りしたようです・・・

ここは、主に管理人の妄想と幻想とその他もろもろで構成されています。

夢小説が苦手だと言う方はページを閉じてください。

しかしも文章力が皆無なもので、非常に読み辛いところがあるかと思います・・・

そんななので色々と教えてもらえると嬉しいですw

と言うわけで、お久しぶりです皆さん^^;

毎度どうも、かぜみちですw

更新停滞の言い訳をすると、パソコンの破損とテストと部活と遊びで・・・こういう結果にorz

久し振りに書き上げたんで、若干文章の感じが変わるかもしれませんが、それが作者クオリティ!

気にした負けです。

更新速度も相も変わらず亀より遅いですが・・・楽しめる方は楽しんで行ってくださいw

後、前回の話わかんねwって方は読み直し推奨でございまする。

それでは本編はいりまーす!

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(終わりね・・・)

空中でホバリングしながら、私は眼下に広がる本の山を見下ろしていた

今放ったものは、魔理沙にラーニングもといパクられた、通常弾幕・ノンディレクシ

ナルレーザーをスペル化及びラーニングして強化したもので

レーザーの照射時間と効果範囲を広げたレベルアップ仕様となっているもので

今回が初使用だったけど、そこまで悪くは無かった・・・かしら?

(けど、スペル無しで展開できるものをわざわざカードにする事も無かったわよねぇ?)

でも・・・まぁ、色々研究できたし、プラスマイナス0ってところかしら?

時間が余っているスペルを強制終了させ、周囲空間に浮遊させていた大型弾を格納

して武装を一時的に解除する。

これで残りスペルは2つとなったけど・・・勝負は多分ついているわね

流石に私でも、防御魔法を展開しないとあの中で意識は保てないと思う、どう考え

てもあれは痛い、あの本棚たしか序法書の分厚いやつとか大量に仕舞ってる所だっ

し・・・

「・・・・・・死んでないといいのだけど・・・」

いざとなったら、永遠亭の薬師でも呼んで秘伝薬で生き返させられるかしら?

でも確か“あの薬”の副作用は“どんな事があっても死ねなくなる”だったような?

「!・・・大丈夫みたいね」

本の山の中心辺りから微弱ながらも魔力の発動を感じた

どうにか出ようと努力しているか、もしくは・・・暴走しているか・・・

ここでいう暴走と言うのは、自己に存在する魔力の制御が効かなくなった状態を指し

これらの原因は、魔力・霊力所持者自身が元で発生する物と外的要因がなんらかの

影響を与え突発的に発生する物の大まかに分けて2つがある

今の状況で考えて暴走しているとすれば、前者の物だと推測される

確かに、術式や魔術の書物がそこら辺にあって外的要因になりうる要因が無数にある

場所だけど、これらの魔導書は一定以上の魔力や術式を習得していないと読めないも

多数で、仮に読めたとして即時術を起動する事は不可能に近い・・・

ここでなぜ不可能だ、と決め付けないのは・・・ここが“幻想郷”で、彼は“外来人”

だからだ。

そもそも“ここ”に入ってくる人間がまともな奴な訳が無い“向こう”から“こっち”

に来ると言うだけで、すでに“外の常識を超えた存在”であることが決定している。

しかも、ここ“幻想郷”の空気に当てられて、どんな反応を見せるか全く分らない

それに先刻のレミィの反応から考えると・・・

(嫌な予感がするわね・・・)

2枚目のスペルカードを取り出す、今度は属性魔法である

カードを飾る絵柄は、竜巻を催した風の紋章

「―――――」

カードに魔力を送り込み起動する、パッと光が散り機能し始めるスペル

振り上げた右腕を振り下ろす、そこから小さな旋風が生まれ互いに引き合いながら

小さなつむじ風となる・・・このつむじ風は回転方向に弾幕を散らすことが出来る

拡散型の低速移動弾幕で見える相手との戦闘ではそれなりに効果を挙げる

弾幕を出さなくても、相手を風の中心に引き寄せ袋叩き状態にするという、副産物的

も言える効果もある。

過去一度だけだが、魔理沙が狩り(本を借りる事)に来た時、弾幕を得意の高機動で突

しようとした際に使用して、見事フルボッコした、と言う歴史ある弾幕なのである。

が、しかし、その数日後、無事こちらがボッコボコにやられたのは言うまでも無い

(全く、嫌な思い出を思い出したわ・・・)

ドアも開けずに外からマスタースパーク撃たれたらどうしようもない、まさに一瞬で

借りを返されたのだから・・・しかもその時は何時もより本を多く狩りられたのよねぇ・・・

そんな過去を振り返りながら、つむじ風を操り、本を吹き飛ばそうとしたその時だっ

本の山の一角が爆ぜ、私の飛んでいる高さまで本が舞い上がる

「!!」

その爆発の中心にいる青年を視界に捉える、何か黒い物を持つ右手がこちらをぴたり

指している・・・鈍く光を反射する、15cmくらいの鉄の塊?

急に“それ”に魔力が集中し始める・・・異常な速度と力で

(何か来るッ!)

慌ててシールドを展開しようとした、右腕を冷たいものが走る、続いて聞こえる

バツン!ジャカン!!

鋭い空気音と金属の擦れあう嫌な音

おかしな感覚のした腕を見れば、肘上の辺りの服が裂け、直線状の裂傷が走っている

血の紅が無地の白を染めてゆく

反射的だった、構えたスペルカードに魔力を込め次の瞬間には発動・展開

高密度の弾幕が空間に現れる

蒼や緑・・・色取り取りの華麗な牙が、今だ立ち尽くし、魔弾を連射する、魔力に惑

された青年に狙いを定め喰らい付く

小さな爆発が爆発を呼び、青年の姿が視界から消失した。

・・・弾幕が無に還り、視界を覆っていた舞い上がった埃が、また、元の在る場所へ

戻って行く

青年を見つけ出すのは簡単な事だった、本に埋もれ、その周りの床に貼られた紅い絨

を別の紅に染め上げて、そこに倒れていたのだから

・・・意識は無いけど、幸い呼吸があるようだ

(はぁ・・・っう、咲夜を呼ばないと・・・)

痛む右手を押さえながら、私の定位置であるカウンターに置かれた呼び鈴を手に取り

鳴らす。

カランカランッ・・・

よく通る澄んだ鐘の音が静寂を裂く

「お呼びですか?パチュリー様」

背後でそんな声がする、ゆっくりと振り返れば、あたかも初めから居ました、と言わ

ばかりの様子で咲夜がキチッと立っていた

「えぇ、彼の手当てをしてあげて頂戴、あっちに転がってるから」

と、半壊した本棚の方向を指しながらそう言う

「・・・また、派手にやりましたねぇ?」

咲夜がうでを組ながら、若干困り顔でそう返答

「ちょっと、手元が狂ってね・・・まぁ、疲れてたのよきっと」

「そうですか・・・では客間に運んでおきます、パチュリー様もホールに来て下さい

 ね? 応急手当をしますから」

そう言い終わるか終わらないかで、咲夜と青年の姿が消えたのを確認して、私は図書

の今日の損害状況を把握するため、半壊した本棚の前まで歩いて移動する

見事にスパーンと斬れている・・・修理するより買った方が安そうね・・・

っても、まぁ直す事は出来るんだけどね

青年の倒れていた箇所には、紅い円形の染みと“黒光りする細長い金属の塊”が落ち

いた

「・・・・・・」

拾い上げてみる、かなり重たい、分厚い序法書を手に持って構えているみたいな

イメージ、青年がしたように左側に構え、先端を本の山に向ける

レバーに指を掛け、それを手のひら側に引き付ける

その鉄の塊から発せられたのは、バスッという発射音・・・ではなく

ガチャッという金属音だけだった

(あれ?)

狙いをつけた本の山に変化はなく、弾が発射された感じもしなかった

手に持ったそれを良く見てみると・・・どうやら上と下に分かれている構造らしいそ

上側が私のほうに下がったまま止まっていた。

数度引き金を引けど、黒光りするそれはうんともすんとも言わないし、一寸たりとも

かない

「・・・・・・えっ・・・と?」

壊れた?・・・いやいや、そんなはずは無い、先ほどまでなんだかんだで動いていた

だから。

(こ、こういう時は、下手に弄らずそのまま放置するのがベストだと思うわ)

カウンターの上の本やら筆やらを適当にどけて、その上に“それ”を置いた

ゴトッ・・・静かな部屋に重く低い音が響いた

「ふぅ・・・とりあえず、お茶でも飲みに行きましょうか」

何時もより若干遅い足取りで、扉に向かい廊下に出る

目指すのは、咲夜が居るであろうホールである

(それにしても・・・あの魔力の増加はいったいなんだったのかしら・・・・・・)

今一番気になる事は、彼は本当に人間なのかと言う点と、能力の正体であるが・・・

前者は別としても、後者は本人にしか分らない領域となるため、他人の能力を完全に

把握する事は不可能である

(・・・まぁ、時間は在るわけだしゆっくり考えましょう)

ギギィ・・・ガタン・・・・・・

扉は閉ざされ、本当に完全な静寂が本達を包んだ・・・

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・・・・・・・・・・・・・・・・・こちら、大図書館第一弾幕戦線・・・異常無し

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次回に続け!