“ひろゆき”こと西村博之氏のツイートが、いまだに大炎上している、らしい。
曰く、ひろゆき氏は「新基地断念まで座り込み抗議 不屈3011日」と書かれた看板の隣で、笑みを浮かべてピースをしている写真を添えて「座り込み抗議が誰も居なかったので、0日にした方がよくない?」とツイート。これに沖縄県の玉城デニー知事が遺憾の念を公表した。
玉城デニー知事が遺憾の念を公表した、この一件からは知事の大衆迎合の体質が見て取れる。
不屈3011日と書いてあれば9年ほど「連続して」座り込みしていると、お人よしの日本人は考えてしまう。
ひろゆき氏は長い休憩をとって日に3度だけ座り込みをしているという事実を書いたに過ぎない。
似たことを政治評論家の故三宅久之氏がやしきたかじん氏がご存命だったころの『たかじんのそこまで言って委員会』でおっしゃっていた。
三宅さんは夫人とともにタクシーで新基地工事の反対の状況を見に行かれたそうである。
そこで見たものは・・・。
木陰で休んでいる「活動家たち」。
三宅さんがタクシーから降りるのを見つけたら、急に立ち上がってデモを始めたそうである。
要は、取材があればデモ。なければ休憩。
座り込み不屈の3011日かもしれないが、それは「延べ日数」であることを銘記すべきだろう。
政治運動の一つにハンガーストライキがある。
餓死するところまではせず、適当なところでドクターストップがかかったという理由でハンガーストライキはおしまいにしている。
不屈3011日というなら酷暑の沖縄、台風の通り道の沖縄で屋内や日陰に避難することなく座り込んだら、私は拍手するし、いくばくかのカンパもしていいと思う。