「月の沈む大地の向こう側」 | 猫昌漫画 新しい世界を求めて

猫昌漫画 新しい世界を求めて

この度 掲載日を決めました

1日と15日
内容も 決めます

1日は 人と景色など 苦手な部分
15日は 猫、童話など

描けなければ 過去絵を掲載

よろしくお願いします

 

白鳥の姫は、日増しに弱くなっていきました。

 

姫はもう、うたいごえもあげません。

 

みーくんは、東の女神に叱られました

 

「愛は、だきしめることだけではありません。

 

 時に 遠くから、見つめることも必要なのですよ」

 

みーくんは、姫の大好きな朝焼け色の毛布に、彼女をそっとつつみました。

 

姫は、やわよわしく歌います

 

「月の沈む大地の向こう側…、森の奥のその向こう…だあれも知らない…湖の…」

 

「うん」

 

みーくんは、雪の切れ間を待ちました。

 

「月の沈む大地の向こう側へ、行こうね」

 

━━━━━━

 

続きも、はじまりもありません。

 

ただただ、このシーンが、浮かんできました。

 

ひたすらの、大スランプの中、もう、描けないのかなと思いつつ、

 

ふっと浮かんだ絵でした。

 

じゃあね。