2024年度国家総合職1次試験お疲れさま! | 彼の西山に登り

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本日3/17(日)は、2024年度の国家総合職1次試験日でした。

受験した皆さんはお疲れさまでした。

 

 

前年度に引き続き、試験日程がさらに前倒しになり、準備が大変だった方もいるかと思います。

それもあり、出来が心配で、何点取れたかを一刻も早く確認すべく、今日の内に正答探しに躍起になりたい方もいるでしょうが、どうせ正答は明日公表されますから、それを見て判断した方が確実です。

今日の所はむしろ、回答時に何番をマークしたかを確認しておきましょう。

正確な点数が分からないと、今後の方針判断に影響しかねませんからね。

 

明日、正答が発表されたら、それに照らして自己採点をし、合否推測をした上で、併願する試験の対策とバランスを考えながら、2次試験対策に入りましょう。

基礎能力試験の変更があり、昨年度(まで)のデータがどの程度参考になるか判断が難しいですし、区分によってボーダーがかなり異なると思いますが、相談できる先がある方は相談して慎重に判断しましょう。

 

特に関東圏の方は、4/21(日)の都庁Ⅰ類B・特別区Ⅰ類の1次試験を受験する方が多いと思います。

それまでの1か月強をどう過ごすかが重要な課題です。

4/14(日)の国家総合職2次試験(筆記)を受ける予定の場合、その準備は、併願する試験の対策と並行して、明日から始めた方がいい方が多いでしょう。

一般論として、短期間ほどバランス調整が困難になりますから、その方が4/1(月)の国家総合職1次試験合格発表を見てから決めるよりも、都庁・特別区対策とのバランスがとりやすくなります。

これも、国家総合職の受験区分、現在までの勉強の進度、併願との志望度によりますから、相談できる先がある方は相談するといいでしょう。

 

 

今日受験した国家総合職1次試験の問題を、今後の併願する試験対策の参考にする場合、基礎能力試験では、時事に何が出題されたか確認し、穴があれば補充しておきましょう。

 

専門試験の問題は、今後併願する試験とは問題の難易度が異なりますから、国家総合職の問題を解けるように確認するというよりは、今後の試験と重なる科目について、自分はどこが手薄だったかを確認するのに利用するのがいいでしょう(ただし、ほぼ国家総合職でしか出題されない部分を除きます)。

ちなみに、出題分野に手薄な点があった場合に、補充すると今後ご利益が高いのは、専門科目では法律系科目と思います。

法改正や新判例が言い渡されるタイミングのためか、他の分野に比べ、同年の他の試験の出題分野と被る部分が多めな印象があります。

 

いずれにせよ、せっかく直前期に1日使って受験したのですから、国家総合職が第1志望ではないという方も、できる限り今後の試験に活用していきましょう。