特別区Ⅰ類2次試験でのプレゼンテーションの注意点 | 彼の西山に登り

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【本文】

 

CSSでは模擬面接真っ盛りで、私も昨日は10人、今日は11人……

徐州徐州と人馬は進む、戦い済んで日が暮れて、後は焼酎をあおるだけ、というわけにもいかず、夜分の更新です。

 

 

このところの模擬面接では、特別区Ⅰ類の2次試験用が最大多数なのですが、彼の面接は冒頭に3分程度のプレゼンテーションがあります。

 

平成29年度の場合(とはいえ今のところ毎年同じですが)、

 

①あなたの強み

②それをいかして挑戦したい仕事

③特別区の志望動機

 

を、まあ順不同でプレゼンします。

 

「3分程度」というのは面接では結構長回しのため、長さの感覚をつかむのに練習が必要でしょうし、プレゼンの仕方も大事です。

対策の必要性を感じている方は、<特別区面接特講>をどうぞ。

(ちょっと宣伝でした。)

 

 

形式面だけでなく、大勢の受験生の模擬面接をしていると、内容の問題点にも共通のものが繰り返し見られるようになります。

 

その中で比較的多いのは、まず、上記①~③のうち1要素が欠けている(に等しい)場合です。

特に③特別区の志望動機が欠けている場合が少なくありません。

特定の区ではなく、特別区全体となると意外に考え難く、従来から受験生の難題ですが、後回しにしているうちに忘れてしまうこともあるでしょう。

 

 

また、「挑戦したい仕事」に「強み」がどういかされるかに言及されていない場合も少なくありません。両者が全く無関係に並列的に述べられるだけというケースです。

面接カードの文面に入れるかはともかく、プレゼン時には口頭で説明できるように準備しましょう。

 

 

さらに、面接カードの記入欄は、朗読して3分稼げる文章を書けるほど広くはありませんから、カードの記載を軸に話を膨らめることになりますが、その際、新しいネタを補充する形で分量を増やしたため、聞いていて追いつけない場合が出てきます。特に早口の場合。

 

プレゼン欄以外の記載も含め、面接カード記載の内容、エピソードをプレゼンに用いると、面接官も事前に面接カードを読んできていますから、「ああ、あのことか」と余裕をもって話に耳を傾けられます。

 

ところが、プレゼン時に面接カードのどの欄にも書いていない全くの新ネタを左脇抉り込むように繰り出しまくる場合があります。

おそらく面接カードの各欄とエピソードが被らない方がいい、と思ってそうしているのだと思います。

 

しかし、聞く方の立場になると、全く新しい話題が用いられた場合、耳で聞く音声のみが頼りです。パワーポイントとか使えませんからね。

 

したがって、その際、プレゼンが早口だったり、発音が不明瞭だったり、聞きなれない漢語・外国語が使われていたり、一般的でない用語法(特殊なテクニカルタームやサークル内の隠語など)だったりした場合、面接官が聞き取れなかったり、聞き取れても内容が理解できなかったりする場合があります。

そうなると、少なくとも補充質問で余計な時間が費やされることになります。

 

これは異論もあるかと思いますが、私は、プレゼンの内容を増量する場合は、面接カードに書いてある内容、エピソードを具体的に敷衍する方が適切なのでは、と思います。

 

プレゼンで、面接カード未記載の内容、エピソードを用いる場合は、表現、話す速度とも、初めて聞く人が、音声を耳だけで聞いて、内容が理解できるよう準備する必要があります。