「新築なのに祟られた家」シリーズ第13話。
今回はいろんな浄化を試したけど強烈な負のエネルギーに抗えずイモを引く(任意売却を決める)結末になった顛末です。
これ、たぶんちゃんとやればもっと効果あったんですよ。
まったく効果がなかったのでもなくて、その間もなぜか病気や災難は続いたけれども、家の中の空気がよくなったり競売前に売却が決まったりはしたので、焦げ猫のやり方が悪かったのとそれだけ家を支配していた「負のエネルギー」が強烈だったということだと思います。
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神社の石のおまじないが大失敗
以前の記事にもチョロっと書きましたが「祟られた家」に住んでいる時、カウンセラーの先生にいろいろ自分でできる浄化法を教えていただきました。
やってみたのは、
・般若心経の写経
・盛り塩
・有名なお寺の砂利(砂?)を分けて頂いて撒く
・整理整頓、片付ける
・神社から小石を頂戴してきて、敷地の四隅に置く
…などです。
ただ、やっと家は売れたけど、病気や災難が続く状況が売らずに済むようには好転せず…という結果になってしまったのは、私が正しい方法を知らなかったからなのかもしれませんで、その失敗をお話しします。
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般若心経
文具店でガイド印刷付きの用紙と筆ペンを買ってきて、暇を見て書いていました。
写経なんて初めてなので、いろんなことがわからなかったんですよね。
いや、「書いたものはお寺に持っていく」とは伺ってましたが、書くことに意味があるんだと勝手に解釈していて、それを奉納できるような縁のあるお寺さんが見つからないまま書きっぱなしになっていたのがいけなかったのか…。
お寺に奉納して初めてご利益があるものだとあとで知りました。
そして効果ないなぁ〜また病気になっちゃいました。と話すと、「あれは先祖供養の手段なのです」…と。
我が家系はワケアリ過ぎて、父方は血のつながっている祖父の名前やそれ以前のご先祖、菩提寺やお墓などに関してほとんど情報がない根無し草の核家族なんですよ。
仏教のお作法も知りませんでした。
それもあって、右も左もわからず、「○○為」のところに本当はご先祖さまの名前を書かなければならないのに、確か自分の名前や存命中の親父の名前を書いてた気が…。
それとあとから気づいたオソロシイ事実が…。
般若心経を書くときやこの当時何枚書いたかわからない履歴書や入院手術の書類の類いの日付を、なぜか私は5年以上に渡って「平成二十×年…」と、ずっと同じ年で間違えて記入していたのです。
あまりにしんどすぎて自分の中で時が止まってしまったのか、それこそ呪いのようなモノが働いていたのかわかりませんが…。
ある意味コレも怖い…。
しかもなぜか誰もツッ込まなかった…。
この家はもう諦めよう…と思い始めたときに気がついて血の気が引きました。
まぁコレじゃ効果ないのも当然かもしれません。
当時、本当にこういうことに関しては情弱でした。
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盛り塩
最初は単純に、小皿に塩を盛って玄関など気になるところに置いてただけでした。
だけど、それじゃ効果ないんですね。
100均でも売ってる、盛り塩用の六角錐の陶器の型に粗塩をしっかり詰めて型抜きし、しかも置く場所もちゃんと計算しないとダメみたいです。
当時盛り塩の型は先生がくださったんですが、置き場所に関しては「気になる場所に」とのことだったので、あまり考えずに(というかどこが気になるのかカンがまったく働かなかった)配置してしまい、もしかしたら出ていってほしいモノを閉じ込めたままだった可能性が大です。
ネットで検索しても、「玄関の両端に」とか「洗面所に」とか書いてありますからね…。でもそれ間違いかもしれんです。
塩が悪い気を吸うと、水っぽくなったり湿気で固まったりするらしいですが、我が家の盛り塩も見事に固まってましたね。
窓際に置いてたやつなんか、猫がひっくり返しても六角錐の原型を維持してました…。
あとから聞きかじりの話で申し訳ないのですが、邪気払いの場合は、窓や玄関などの出入り口を結ぶように並べずに、部屋・家の対角線を結ぶように置くといいようです。
盛り塩の正しい置き方については、多分この本が参考になると思います。多くの霊能者さんが同じこと言ってますから大丈夫だと思いますが、焦げ猫自身の確かな知識ではございません。悪しからず。
「強制除霊師 斎 因縁の家系」第2話 妄想の因果
「あの世の心霊研究所」 安斎かなえ 流光七奈 24ページ
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有名なお寺の砂を分けて頂いて撒く
カウンセラーの先生から分けて頂いたのが、この砂です。
御砂(斎砂・いみすな)といって、京都の上賀茂神社のお砂だそうです。
これこそ鬼門や気になるところに撒くものだそうで、「うーんめっちゃ霊験あらたかそうな砂…」と思って、これまたケチケチ使ってたのがいけないんでしたかね。
ただこれは、家の中の空気がよくなったような気はしました。
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整理整頓、片付ける
コレがいちばん効果ありそうなのに、はっきり言っていちばん難しかったです。
ただでさえADHDで片付けが苦手なのに、それでもキチンと片付けて思い切って断捨離してるつもりでした。
ところが、オカンが戦時中の人でしょう…、私が「捨てる!」と決意したゴミを漁って、「まだ使えるじゃないの〜」と、いつの間にか戻してるんですよ(汗)。
そうするとこっちも捨てる決意が揺らぐんですよね。
親子揃って貧乏性…。
親父とオカンの持ち物もすごく多かったので、任意売却の時には先に引っ越してもらい、家が片付いたのもあってやっと買い手が決まったのでした。
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神社から小石を頂戴してきて、敷地の四隅に置く
本来あまりやらない(やってはいけない)手段だそうです。
確かにコレ本当最後の方に教えて頂いたような…。
氏神神社さまなどにお参りして、「申し訳ありませんがお力をお貸しください」とおことわりして、神社の敷地内から「よさそうな石」を4つ(6つだったかな)選んで持ち帰り、家の敷地の四隅に置くという方法です。
教えて頂いた通り、当時いちばん近くにあった神社に娘と一緒に行って、きちんとお賽銭を入れてお参りして、御石をお貸しくださいとお祈りして砂利敷きのところから石を拾おうとしたのですが…。
その時間、午後6時頃。
薄暗い中で石を手に取ると、なんだか禍々しいものを感じ、パッと捨てたくなるような石ばかりなんです。
それでも、「気のせいだろう」と思い、4つだったか6つだったか、お借りしてきて家の敷地の隅に置きました。
そのせいかわかりませんが、その直後に事故か何かトラブルが起きて、しばらく面倒ごとにかかずらわってた記憶が…。
先生に状況を詳しく話すと、
「ダメダメ、神社にその時間に行ってはいけません。神さまいないので。行くなら明るい時間、午後3時前に!」
…と言われ、「ギャー、知らなかったー!」と、怖くなって慌てて翌日石をお返しに行きました。
返しには昼間行ったんだけど、普段無人の神社なのと、当時の私はお参りの習慣がなく、ちょっともう怖くて再び石をお借りしてくる勇気はありませんでした。
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万屋(よろずや)に行かなくても
そういうわけで、浄化はどれも失敗…。
いや、「シロートの生兵法」はやるもんじゃないですが、やらないよりよかった。
先生も私にお金がないの知ってて気を遣われて、高額なお祓いの専門家を紹介しなかったんじゃないかなと今になって思います。
それと原因が家の井戸ばっかりじゃなく自分が自分に向き合って気づかないとならない課題もあるから、祓えばおしまいというモノではなかったんだと思います。
自分がちゃんと勉強して自分を磨き、正しい方法でやっていれば、効果もあったのかもしれません。
自分を磨くのって、習い事やエステ?って思いがちですが、正しい知識や揺るがない精神(不動心)を育て自分の心が光ることだと今は認識しています。
いろいろ試してる時に、
「もうこんな怖い家に住んでる自信がないですし、この体調でローン払ってくのも厳しいな…」
…とこぼしたら、
「浄化しながら住み続けるのも道としてはあるけれど…」
…とのことでした。
でももう、これだけやって惨敗なので、親父と相談して結局任意売却の道を選びました。
任意売却の業者さんも何件か訪ねましたが、先生はその業者さんの善し悪しも視てくださり、それはもうバッチリでした。
時間と工夫は必要だったものの、結果的にいい営業さんに当たり、試行錯誤ながらも浄化が功を奏して、競売一歩手前で売れました。
その後、「自分でできて、効果のある浄化・祓い・護り」については、まだいろいろと勉強中です。
私のようなシロートは、オカルトチックにいろいろお金かけてアイテムを持つより、別記事で書いた「柏手・換気」とか、簡単なもののほうが失敗がないという実感です。
それと様子がおかしいなと思ったら文字通り早く手を打つこと。
類友の法則でどんどん集まってくると厄介になります。
実在した霊能者さんのマンガのひとつ「強制霊媒師 斎」で紹介されていた、「塩なめ水飲み」も正しくやればお手軽でいいです。このマンガのシリーズに繰り返し出てくる鉄板のバリア法です。
盛り塩を自分の中にするとでも言いましょうか。
焦げ猫の場合、これをやるとスッキリする実感があります。
「強制霊媒師 斎」呪念の地(第5巻) 第4話「白き清めの護り」
やっぱり「塩」は万能で、ヒーリングの先生にも「お風呂で、身体を洗うのに塩を使ったりお湯に入れたりするとよいです」と教わり、粗塩ならいいらしいのでお安い漬物用の塩などは切らさないようにしています。
日本酒と一緒にぬるめのお湯に入れるてゆっくり入るとお肌にもいいみたい。
いつも使ってるようななんでもいいボディシャンプーに、塩を混ぜて使うのも気持ちがいいです。
スクラブとして使うのではないので、こすりすぎで肌を傷めませんように。
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追記
その昔、浄化アイテムとして、「ティンシャ(チベタンベル)」を買ってみたことがあります。
キレイな音がして、確かにその場の空気がよくなる気はするんですが…。
焦げ猫には向いてないかもしれません。
なぜなら、こういう「チーーーーン」とか「カーーーーン」とかの「鳴りモノ」は、子どもみたいにおもしろがって鳴らしまくってしまうんです(爆)。
子どもってお坊さんが読経してるときのおりんや木魚の音で笑いが止まらなくなって必死でこらえるでしょ。
アレと同じ状態になるのです…。
いや、「笑う門には福来たる」って言うから、チンチン鳴らして大笑いしててもある意味邪気払いになるのかもしれませんが。
自分で描いてて笑い死んだ↓
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ご挨拶記事はこちら→「焦げ猫のカキ殴りイラストエッセイへようこそ」
このシリーズの直前記事→
このシリーズの1話目の記事→1・「新築なのに祟られた家〜プロローグ」
このシリーズの次の記事→
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オススメ図書
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