皆さんこんにちは
午前中母の介護の為にタクシーに乗ったら、
そのタクシーに財布を落としてしまいました。
免許証やらクレジットカードやらが入っていたものですから、
焦ってしまいました
でも、タクシー会社の配車担当の方や運転手さんが優しい方で、
連絡をするとすぐに見つかり、届けていただけたんです💧
ホントによかった
そんな、ホッとした気持ちでいる今日火曜日のテーマは、
「ディズニー開園前のおはなし」
今日も頑張って書かせていただきますので
宜しくお願いします
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お正月気分も取れ、1月も中旬を過ぎてくると、
商品の搬入とトレーニングが開始されていきました
アメリカから来ているカウンターパートと呼ばれる方の指導の下、
開園に向けた準備が本格化して行ったんです
そんな中、カウンターパートから面白い指示を受けます
それは、「自分たちで倉庫の棚を作りなさい」というものでした
棚は、業者さんが作った物が納入され、
そこに商品を納める段取りだと思っていたのですが、
”棚から自分たちで作る”と言われても頭が混乱します
言われた直後は、皆、
「冗談だろ」
「アメリカンジョークだよな」と思っていたのですが、
その言葉が本気だとわかると・・・
仲間の顔がみるみる曇っていったんです
それもそのはず、
一言で棚を作ると言われても、担当エリアだけでも、
その数は優に百を超えてしまうのですから
”たかが棚、されど棚”だったんです
しかし、戦後の進駐軍のように、アメリカ人カウンターパートの意見は絶対です
私たちは、渋々その支持に従い棚を作る事になりました
作り始めて、さらなる重労働であることが判明します
それは、棚は全て鉄で出来ており、重さが半端なかったことです
アルミであれば軽く組み立てやすいはずなのですが、40年前の棚は全てが鉄。
その重い鉄を2人一組で組み立てる作業のなんと過酷なことか
組み立てながら、カウンターパートに聞こえないよう愚痴合戦が始まってしまいました
「何だよあのアメリカ人は💢」
「日本人を馬鹿にしてんじゃないの💢」
「腰が痛い、手首が痛い、腕があがらないよぉ・・・」
そんな嫌みな言葉を吐きながら、
でも、忠実にその作業は進んでいったんです
今考えると”なんて非効率な”と思うのですが、
何故かカウンターパートは自力で組み立てることにこだわったんです。
確かに、大切な商品を納めておく棚。
自分たちで作ることで、商品を大切にあつかう心は入ります
でも、どうでしょう
効率は決して良い事ではありませんよね
まして、開園までやることが山のようにある中で行う作業だったのか、今でも疑問符が付く程の作業だった思います
そんな非効率な作業は、
皆で手分けしたお陰で、1週間程で終了することが出来、
そして、なんとか棚に商品が納入され始めて行く事になります
そんな昔を思い出しながらこのブログを書いていると、
「今その棚はどうなっているんだろう」と気になります。
「きっと軽いアルミに変わっているんだろうなぁ」と思います。
もし、あったとしても・・・・
「さび付いてネジも回せない状態でたたずんでいるんだろうなぁ」とも
感じてしまいます。
非効率な作業ではありましたが、何故か郷愁感じる棚の思い出です
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今日のお話はこれでおしまいです。
ショップのお仕事をされている方で、自分たちが倉庫の棚を作った
経験をお持ちの方っていらっしゃいますか
ほとんどの方は無いですよね
今思えば、ホントに面白い指示を受け、
そして、真面目に作ったもんだと思います
そんな面白い作業も、初めてのテーマパーク作りの裏では行われていたと、頭の片隅にでも記憶しておいてください
では、また
元ディズニー親父の松本でした。