そんなわけで今日はかるくひとりごと。
昭和の初め、北の大地には、
貧困と時代に翻弄される、
哀しい少女たちがいた!!
日本漫画家協会賞優秀賞受賞作品
昭和2年4月、北の海を渡り、
4人の少女が北海道室蘭の幕西遊郭に売られてきた。
松恵16歳、その妹梅11歳、武子13歳。道子11歳。
松恵は着いたその日に客をとらされ、首を吊った。
奈落の底で、少女たちの血を吐くような人生が始まった!!
室蘭って鉄の町なんですが、
鉄ってどうしても戦とかと切り離せなかったりして
そうすると悲しい歴史が生まれがちに……
戦前~戦時中の遊郭が舞台なので、そーいうシーンも多くて辛いんですが
艦砲射撃とか話には聞いたことがあったけれどこういうものだったのかとか、
ああ、こういう歴史があるから
昔の学校の先生とかが女性や子どもも平等に幸せに、
って思って、いろいろ模索してたんだろうな~というのは
理解できる気がしました。
そういう歴史の延長線上に、われわれも存在しているのだろうな。
そう考えると今、この漫画にあるような暮らしを
子どもたちにさせずに済んでいるのは
ありがたいことですね。
そしてなによりタイトルがいい。
室蘭の人なら読めば「ああ!」という意味になってます。
もし読みたい方がいたら声を掛けてください。
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