吉村洋文大阪府知事と横山英幸大阪市長は、各議会に辞表を提出し、衆議院議員総選挙と同時に行われる選挙に臨む意向を示した。
これは単なる出直し選挙ではなく、大阪都構想の是非を強く意識した選挙であり、両氏が「背水の陣」で臨むことを大阪府民に明確に宣言した形になった。

 

大阪都構想はなぜ今こそ実現に近づいているのか【住民投票・維新・自民党の動きから考える】

大阪都構想の是非については、これまで二度にわたり住民投票が行われました。いずれも否決という結果でしたが、現在の政治状況と府民意識を冷静に分析すると、今回、反対が過半数を占める状況を作ることは極めて難しくなっている考えられます。

大阪都構想・住民投票・大阪維新の会・自民党・吉村知事といった視点から、その理由を論理的に整理します。

 

過去2回の住民投票が示した「賛成票増加」という事実

まず押さえるべきなのは、過去2回の大阪都構想の住民投票結果です。

  • 1回目の住民投票では反対が大きく上回りました
  • 2回目では賛成票が大幅に増え、僅差での否決となりました

これは単なる偶然ではありません。
府民・市民の間で、

  • 都構想の内容理解が進んだ
  • 行政改革への評価が広がった

という意識の変化が起きていたと見るのが自然です。

 

反対票の中心だった「大阪自民党支持層・高齢者」の変化

過去の住民投票で反対票の中心だったのは、

  • 大阪自民党支持者
  • 高齢者層

でした。

しかし現在、この構図は大きく変わっています。

国政での維新と自民党の協力関係

現在、維新の会は国政で自民党と協力関係にあります。そのため、

  • 大阪自民党が強硬に都構想へ反対する
  • 組織的に反対運動を展開する

といった動きは、党本部や政権との関係上、取りにくい状況にあります。

仮に中央から「反省」「静観」を促す指示があれば、多くの自民党議員や支持層はそれに従う可能性が高いでしょう。

 

吉村知事・横山市長の実績が府民の判断軸を変えた

現在の大阪府政・市政を語るうえで欠かせないのが、吉村洋文知事と横山英幸市長の存在です。

  • 財政改革
  • 行政のスピード化
  • 危機対応(コロナ対応など)

これらの実績により、府民の間には、

「この体制を失うことの方が、大阪にとって損失ではないか」

という損得を冷静に計算する視点が広がっています。

かつての「制度が変わる不安」よりも、
「人材を失うリスク」が強く意識されるようになった点は、過去2回との決定的な違いです。

 

大阪維新の会と大阪都構想は切り離せない

大阪維新の会は、単なる地方政党ではありません。

  • 大阪の財政再建
  • 行政改革
  • 二重行政の解消

を本気で進めてきた改革運動です。

その中核にあるのが大阪都構想であり、これが否定されることは、維新の存在意義そのものが問われることを意味します。

多くの大阪府民は、維新が自己利益ではなく、
大阪の将来のために改革を断行してきたことを理解しています。
だからこそ、その未来を自ら否定する選択には慎重になるのです。

 

絶対はないが、確率は語れる【科学的視点】

政治に絶対はありません。
しかし、科学的・論理的な思考とは、

  • 「絶対はない」で思考を止めることではなく
  • 条件を整理し、最も確からしい結論を導くこと

です。

これまで述べてきたように、

  • 賛成票は増加傾向
  • 反対の組織的動員は弱体化
  • 府民の判断軸は「不安」から「損得」へ移行

という条件が揃っています。

 

 

結論:大阪都構想は可決される可能性が最も高い局面にある

以上を総合すると、今回の大阪都構想をめぐる住民投票において、
反対が再び過半数を占めるシナリオは極めて描きにくいと言えます

大阪都構想は、
過去2回と比べて明らかに成功確率が高い局面に入っています。

最終的な判断は大阪府民・市民一人ひとりに委ねられますが、
条件を素直に見れば、賛成が上回る可能性が最も高い
それが、現時点での最も合理的な結論です。