4月の不妊関連ニュース、その他  | クイズで学ぶ不妊診療最前線~愛/AIなんだ

クイズで学ぶ不妊診療最前線~愛/AIなんだ

これまで着床不全やPGT-A(胚染色体解析)の問題を取り上げてきました。時代は流れ、今や人工知能が診療に取り入れられるようになってきました。この大きな変革の中で、生殖医療専門医の立場から不妊症・生殖医療全般にわたって自身悩み考えながら学習していく記録です。

 

 

がん治療前に「不妊対策」17%…副作用に備えて受精卵など凍結保存 (読売新聞YOMIURI ONLINE)

子どもを持つ可能性があるがん患者のうち、治療前に不妊を防ぐ生殖補助医療を受けた人は17%にとどまるとする調査結果を、若年性乳がん患者団体ピンクリング(東京)がまとめた。がんでは、薬や放射線を使う治療で卵巣や精巣が影響を受け、生殖能力が損なわれることがある。そのため治療前に卵子や精子、受精卵を凍結保存する治療が行われている。 同団体は昨年、がんと診断された時に子どもを持つ可能性があった男女にインターネットでアンケートし、493人から回答を得た。乳がん患者が343人で7割を占めた。不妊対策の治療を受けたのは回答者の17%にあたる83人。費用が30万円以上かかった人は61人で、「とても高い」「高い」と感じた人が8割を占めた。回答者の半数は診断時の年収が300万円未満で、経済的な理由から不妊対策をあきらめた人も多いとみられる。がん治療で不妊になる可能性や対策について医療関係者から情報提供がなかった人は204人(41%)に上り、このうち114人は情報提供がほしかったと答えた。同団体の御船美絵代表は「不妊対策の費用の助成も検討してほしい」と話している。

 

2018/03/18 NHK総合 【NHKスペシャル 人体・神秘の巨大ネットワーク】で紹介された研究内容は以下の論文だと思います。

Nature. 2016 May 12;533(7602):251-4. doi: 10.1038/nature17948. Epub 2016 May 4.

Self-organization of the in vitro attached human embryo.

Deglincerti A et al.,

論文内容は理解できませんでした。またこのTV番組は見ておりませんので、残念ながら解説することができませんが。

 

締め切りが近付いている仕事が複数あり、しばらくブログ更新は休みます。

 

今日の一曲:Rude Boys/ Written All Over Your Face クリーヴランド出身の4人組スーパー・グループ。ジェラルド・リヴァート製作!3月はオハイオを大特集。この地の美学は見事にパート分けされた伝統的なソウル・コーラスにあることを実感した。これからも紹介していきます。