こんにちは。
声と話方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
「完璧であることより、まず終わらせることが重要だ」
これは、FBの創業者であり、CEOであるマーク・ザッカーバーグのことばです。
この言葉は、いろいろなことに当てはまると思いますが、
私はこれを、スピーチが苦手だという方に届けたいと思います。
日ごろ、アナウンサーを目指す大学生や、声優を目指す専門学校生を教えていますが、
授業では、テーマを与えてスピーチをしてもらうことがあります。
スピーチの内容を考える時間を取ることもありますし、
考える時間はなく、すぐに話し出してもらうこともあります。
私が当てる前に、積極的に手を上げて発表してもらっています。
何人かの学生は、いつも一番に手を上げようと頑張っています。
でも、半数以上はなかなか手を上げないどころか、
指名しても、
「まだまとまっていないので、後にしてください」
などと言うのです。
アナウンサーにしても、声優にしても、
この業界で生きていこうと思ったら、常に積極的に前に出ていかなければなりません。
人に指名されるの待つだけ。ましてや、
「まだ考えがまとまっていない」などという言い訳は通用しません。
もし仮に考えがまとまるまで待つとしたら、どのくらい待ったらいいのでしょうか?
授業の時間がもったいないですよね。
待ったら完璧なスピーチができるのでしょうか?
そもそもどんなに時間をかけて考えても、完璧なスピーチなどありません。
完璧なスピーチなど目指さなくてもいいのです。
なかなかスピーチがまとまらないと言っている学生は、
たいてい一語一句紙に書いて準備をしようとしています。
前もって頼まれた結婚式のスピーチならそれもいいでしょう。
でも、授業で身に着けてもらいたいのは、
臨機応変に即答できるトーク力です。
それを鍛えていくことが、話し上手につながっていきます。
もちろん、何について話すかをしっかり決めなければいけません。
そして、一番言いたいことは何かを決めておくことも重要です。
これが決まっていないと、何が言いたいのかわからないぼんやりした話になってしまいます。
何について話すか、一番言いたいことは何かさえ決まったらすぐに話しだしてみましょう!
途中、グダグダになることもあるかもしれませんが、ゴールに向かって走り出したら最後まで話す。
この繰り返しで、スピーチはどんどん上達していきます。
人前で話す機会があれば積極的に話しましょう!
話し上手への一番の近道です。
私のストアカ講座では、人前で堂々と話せるようになるためのコース講座を開催しています。
いよいよ今週末から2月生の講座が始まります。
おかげさまで、すでに満席ですが、次回は4月。受講生を募集中ですので、ぜひご参加ください。
たくさんのスピーチワークをやって、スピーチになれていきましょう。