僕は有名人じゃないけど、こんなタイトルで一言。

ある広告を作った。
というかキャンペーンを行った。

それに対して、ブログや日記を通じて様々な意見をもらった。
その中にはネガティブな意見もあって、
「まぁこんなもんだろ」と想いつつも、気にかかる。

意図が曲がって伝わって、
あざといだのなんだの言われてしまう。

直接話せればよっぽど良い言い訳も
できるんだろうけそ、広告のプロとして
それはできない。広告の中で、間違いのない
コミュニケーションをすることが死ぬほど
難しいことを悟った。

有名になった訳ではないけど、
自分で作った広告を通して
世の中と対話をして、なんとなくそんな
ことを考えたので日記に記すなり。
実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択/リチャード・セイラー

¥2,310
Amazon.co.jp

今とっても読んでみたい本。
Nudge(ナッジ)とは「注意や合図のために
人の横腹を特にひじでやさしく押したり、軽く突いたりすること」
この単語になぞらえて、経済学上では
モノを買わせる・選択させる為の一押しや仕組みを
Nudgeと読んでいる。

例えば、分かり易い例でいくと
選挙用紙の一番上に名前がある人は、◯%投票率が増える。
レストランでのバイキングでは、テーブルの最も手前にある
メニューが最も早く掃ける、など、こういった小技も
行動経済学に基づいたNudgeなのだと言う。

広告だけでモノが動かないご時世だから、
このような分野は大変興味深い。
もっと勉強せねば。
コカコーラのバリューの話をしたら、
先輩に良い面白い話を聴きました。

「ブランド」ってなに?
その素朴な疑問に対する回答。

「ブランドは消費者の中にある」
つまり外身じゃないってこと。
例えばアサヒスーパードライがものすごく
好きで、俺はこれじゃないとダメだって人がいたとする。

その人に実験でアサヒの淡麗を飲んでもらったところ、
はじめは「こんなんじゃダメ」だって言ってたのに、
容器から外して「スーパードライ」だって言うと
途端においしそうに飲み始めたという。

やっぱブランドは精神論による所が大きいらしい。
特に物性的価値がコモディティ化されているものほど、
この傾向は顕著なんだとか。

ブランドは消費者の中にこそある。
うーん、勉強なった。