読書7 成瀬は信じた道をいく | 青空にTシャツ、片手にビール時々鉛筆

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少し暇な時間が出来たので、何の脈略もない部屋になりそうですが、童心に返って絵日記風に始めてみます

お久しぶりです(^^♪ GWも終わり

いつもの日常が戻ってきました

 

GW中はほぼ仕事漬けでしたが

GWを利用して帰省してきた旧友たちとも

愉しい時間も過ごすことも出来ました

 

気心の知れた仲間との呑み会は

久々だということも忘れ

時間が過ぎることも忘れ

愉しい時間を過ごすことが出来ました

そのお話はまた機会があれば・・・

 

今日はGW中に読ませて頂いた本について

 

成瀬は天下を取りにいく」で

本屋大賞に輝いた宮島未奈さんの

成瀬シリーズの続編

 

成瀬は信じた道をいく宮島 未奈

 

上矢印本屋大賞受賞前に

待望の続編は出版されていました

 

前作ですっかり成瀬あかりの面白さに

嵌っていたので迷うことなく

続編に手が伸びていました

 

もはや成瀬あかりのファンといっても

過言ではありません(笑)

 

 

そして今回も期待通りの面白さでした

 

短編で構成されているのは前作同様

 

成瀬あかりを取り巻く人たちの目線で

成瀬の事が語られていく5話の短編集

いつの間にか成瀬の影響を受けていく

成瀬に劣らぬ素敵な面々たちとの物語

 

何を書いてもネタバレしてしまいそうだし

面白いので喋りたくって仕方ないのですが

ぐっと抑えてさわりだけさらっとご紹介

 

目 次

 ときめきっ子タイム

わたし、北川みらいは

大津市立ときめき小学校に通う四年生だ

 

色の文章は本作品から内容に関係なく

登場する人物の紹介ぽい箇所の抜粋です

以下色の文章は同じく本作の抜粋文です

 

「ゼゼカラ」ファンの

小学校4年生の北川みらいちゃんが

成瀬と関わり面白おかしく真面目に

まるで小さな成瀬のように成長していく

 

 

② 成瀬慶彦の憂鬱

妻も慶彦もそれ程偏差値の高くない

私立の大学を出ているのに誰に似たんだろう

大学入学共通テストも膳所校で一番

担任からは京大の二次試験も普通に

受ければ普通に受かると言われたらしい

まるで名馬のディープインパクトのようだと

慶彦(成瀬あかりの父親)は思う

 

競馬ディープインパクト競馬

中央競馬会の競走馬で無敗のまま

三歳クラシックの三冠馬となり

鞍上の武豊が空を飛ぶようだったと語った

比喩は今なお語り継がれるほどの名馬

その名馬に例える天才的な娘をもった

喜びと苦悩を語る父親成瀬慶彦の章

 

 

 やめたいクレーマー

わたしは耳を疑った店員が客に

向かってそんな物言いをするだろうか

店員の名札には「成瀬」と書かれている

成瀬がアルバイトするフレンドマートの

お客様の声に投書する主婦の呉間言実が

平和堂(フレンドマート)愛溢れる成瀬と

次第に関わっていく物語

 

 コンビーフはうまい

来年度の「びわ湖大津観光大使」に

篠原かれんさん(19)=大津市坂本

成瀬あかりさん(18)=同市におの浜

二人が選ばれた

3月29日に琵琶湖ホテルで就任式の予定

びわ湖大津観光大使に成瀬と共に選ばれた

観光大使になるべくして生まれた

祖母・母3代大使となった篠原かれんが

成瀬の故郷愛の深さと凄さを語る

 

 探さないでください

成瀬の家のインターフォンを押すと

お母さんが淡い笑顔を浮かべて出てきた

ごめんねみゆきちゃん、ちょっと色々あって

どうやら成瀬が何かしでかしたらしい

 

1作目で最初に登場した幼なじみであり

「ゼゼカラ」のコンビ島崎みゆきが

大晦日にサプライズで東京から

故郷大津の成瀬に会うため帰省すると

成瀬は書置きを残してどこへやら?!(笑)

 

成瀬は大きなことを百個言って一個でも

叶えたらいいと主張してきたが

一個だけじゃなくてそこそこ叶えている

 

成瀬が撒いた種がまた大晦日の夜に

花咲こうとしています(笑)

成瀬の得意技けん玉?!(笑)

 

 

どの短編もやっぱり成瀬が面白い

成瀬は面白くしようなんて全く考えていない

いや、反対にどこまでも真面目で常に真剣

自らの向上心と故郷への思いが熱い

 

 

ただ彼女のその思いと行動が破天荒極まる

世間の常識をはるかに超えている

思い立ったら迷うことなく

自分の信じた道をまっしぐらにいく姿が

キラキラと輝き神々しく圧倒される

なのに、笑いが抑えきれなくなり

笑いが自然と噴出されてくる

 

それこそが成瀬あかりの魅力

 

本作の最後は2026年の馬場神社で初詣

2年先の話になっていました

神社では毎年、大吉を引くんだという成瀬

やっぱり成瀬は凄い(笑)

 

ただ、ひとつ残念だったのは

本屋大賞を取った前作の5話目の

「レッツゴーミシガン」で広島から来た

成瀬の事が好きになった高校生

西浦が成瀬に連絡先を聞いた際

成瀬はスマホを持っていないからとメモに

自宅の住所と固定電話の番号を書いて渡す

 

スマホを持っていない女子高生などいない

それは体よく断られたのだという友

それでも、西浦は広島に帰ったら成瀬に

お礼の手紙を書こうと考えていた

 

というシーンで終わっているのですが

続編には西浦の思いの詰まった手紙が届き

それに対して成瀬がどんな返事を達筆で

書くのだろうと楽しみに想像していましたが

西浦の登場はなくて残念でした💦

 

前作で成瀬と西浦が「湖の道」で食べた

「近江牛コロッケ定食」がこれ

本文より

近江牛コロッケ定食という響きだけで

ご飯一杯はいけそうだ

ご飯、漬物、味噌汁、コロッケ

出し巻き玉子、きんぴらごぼうという

百点満点の内容だった

近江牛コロッケが食欲をそそります

 

 

「成瀬は信じた道をいく」を

読み終えたら成瀬ロスになっていましたえーん

 

成瀬の次回作の出版が待たれます

 

成瀬に会えたら愉しいだろうなと

成瀬を訪ねるべく大津へ行ってきました爆  笑

近江牛コロッケも魅力的てへぺろ

 

そのお話はまたの機会ということで

 

今日もご訪問ありがとうございました