Cintia 2-4 | sgtのブログ

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歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。


18歳未満の方はご遠慮ください。









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おまえが愉しんでる分だけ溢れたもので、
二人の合わさったところが滑らかになるにつれ、おまえも俺も昂っていく。

俺は自分の力と熱を知らしめしようと
おまえの腰を抑えつけて衝き上げる。

俺の動きを制しようとした腕もろとも軀に拘束して、
仰け反る喉と揺れる胸の白い輝きに眩惑されそうになりながら、
それでもこの動力を支配してるのは俺だ、とばかりに俺を打ちつける。

ベッドが情けない音出してるけど構うもんか

おまえの 今夜一番の嬌声が聞こえるから

もっと聞きたい、もっと聞かせて

俺がこの声を出させてるんだって誇りたい










だけどおまえはまるでどこ吹く風で、
好きなだけ味わい叫びたいだけ叫んで
俺を絞り尽くしていった。
















結局 俺は生贄か…





















「来てくれて嬉しかった…
けど今日はどうしたの?
急に襲ってきたからびっくりした」

「うん、お店に、ねぇ…」


さっきまでの声とは似ても似つかない、眠たげなたどたどしいおまえの言葉に、相槌を打ち続きを待っていると、


「月が…綺麗で。それで、オオカミになったの…」


全く意味がわからない。

腕の中がだんだん重くなってきた。

やれやれ。

今夜のことをおまえは自覚してるんだろうか。
明日になったら言ってやろう。
俺の上でいくの初めてだったなって。
そしたらどんな顔するかな。

傾きかけた月明かりに照らされて眠るおまえに、もう月の化身の面影はない。

たとえ今夜のことがおまえの意思と関係ない幻のような出来事だったとしても、
おまえは他の誰でもなく俺のところに来た。
こうして、もう一度二人を出会わせてくれた月の粋な計らいを、俺は有難く受け取ろう。

俺は、元通りのあどけないおまえの寝顔の、額にキスして眠りに就いた。